ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

柳橋きたろう場内 @名古屋市中村区・柳橋

2017年11月08日 | 名古屋(中村区・西区)

久しぶりにメイエキ(名古屋駅)近くの民間市場「柳橋中央市場」の場内に入った。とはいってもこの日は休市日。こちら「柳橋きたろう場内」以外の飲食店は全部休みだ。こちらは地元名古屋ではなく大正13年(1924)創業の「築地玉寿司」が母体。場外のすぐ近くにも店舗がある。何故こんな近くに2店舗あるのか知らないが、やはり卸の店が並ぶ場内にあるこちらの方が雰囲気も面白い。以前に母体の「築地玉寿司」に関するを読んだことがあったのでいつかはと思っていたが、なかなか機会がなく、やっとの訪問。夕方にマルナカ食品センタービルに入ると当然中は一部の通路を除いて真っ暗。警備員の姿は見えるものの、水槽のポンプの音だけがしてちょっと不気味。奥に入っていくとこちらだけポツンと明かりが灯っている。

暖簾をくぐると中はL字カウンターのみの狭い造り。先客は居なかったので適当な席に座らせてもらう。握り手は店長1人。給仕は女性が1人。まずはお酒をぬる燗でもらう(銘柄失念)。錫の徳利と猪口で出てきた。お通しは甘長を煮たものとバイ貝。一息ついた後は熱いお茶に切り替えて握ってもらう。おまかせのセットもあるのだが、やはり適当に自分が好きなタネを告げて握ってもらった。こちら単価が書いてある品書きもあるので明朗会計。値付けは安いがしっかりと本山葵を擦っていて嬉しい。さっそく好物の光り物から。鯵、鯖、鰯、小肌。江戸前握りらしい端正な形でちょうどいい大きさ。ご飯が少し赤っぽく見えるのは照明の加減か、それとも赤酢を混ぜているのかな。どのタネも煮切りを塗ってあるので次々と口に運ぶだけ。鮪、天然鯛、海老。高いものは注文しなかったがどのタネの調子も悪くない。間につまむ酢生姜はキリッとしている。煮穴子。軽く湯がき直したものを炙っているようだ。煮つめの上からカボスの皮を散らしていた。締めは海苔巻(干瓢巻)。「山葵はどうしましょう?」と訊かれたので入れてもらった。最後に焼きたてだという玉子焼をもらって、了。時間にしたら30分位だろうがサクッと食べるにはちょうどいい。会社の経営だが店長も慇懃無礼ではなく自然体だし、無休なのも有り難い。この日はまだ様子見だったが、ふと思い出した時など使い勝手はとても良さそうだ。(勘定は¥4,000程)

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柳橋きたろう場内

愛知県名古屋市中村区名駅4-15-2 マルナカ食品センター1F

 

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