ある休日の昼、いかにも中華料理屋という雰囲気たっぷりの代官町の「香蘭」へ。奥に長い店内は一番奥が少々雑多な感じになっているが、赤いテーブル席とカウンター席が昭和の雰囲気そのまま。高齢のご夫婦でやっていらっしゃる。お願いしたのは「餃子(ぎょうざ)」と「天津飯(かに玉御飯)」。すぐに主人の調理が始まった。カッカッと鍋を振る音が聞こえてくる。
しばらくして先に「天津飯」が出来上がった。紅生姜が添えてあってスープ付き。レンゲでとろみのある餡ごと掬って口にいれると、少し甘めの甘酢醤油餡。こういう古い店の玉子焼きってパンパンにしっかり焼かれていることも多いが、こちらはふわっとした口当たりでネギがたっぷり。旨い。優しい味わいのスープを啜りつつ食べ進む。後から来た「餃子」は銘の入った楕円の皿に8個。小さめでカリッカリに焼かれている。用意されたタレにつけていただく。ニラの風味が効いているが、胡椒のような風味も。これはビールとやりたいなァ。(勘定は¥1,230)
↓ 店から西へ行ったスーパーの向かいにある隅切りの建物(建築詳細不明)◇。どんな商売をやられていた建物だろう。昔はこの辺りの通りは賑やかだったろうなァ。
↓ 店の東にあるスクラッチタイル壁の建物(建築詳細不明)◇。「一正亭」のはす向かい。1階庇部分はモザイクタイルで装飾されている。左右どちらも玄関はアルミサッシに換えられているが、左手の窓枠は波ガラスで木枠。窓の面積が広いから床屋さんか何かだったろうか。
中華料理 香蘭
愛知県名古屋市東区代官町20-4
( 名古屋 なごや だいかんちょう 代官町商店街 こうらん 香蘭飯店 こうらんはんてん 中華料理 てんしんはん ぎょうざ )
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