ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Between The Lines / Jimi Hendrix

2020年08月04日 | クラシック・ロック

Between The Lines (Promo)  / Jimi Hendrix (1990)

1990年に発表された4枚組CDボックス・セット「Lifelines : The Jimi Hendrix Story」(写真下左)の中から一部を編集したプロモ盤「Between The Lines」。ただし実際にプロモとしての役割をした盤かどうかは不明。ボックスは所有しているので本来は必要のないCDだが、久しぶりに聴いてみたくなったのでダメモトで安価で入札しておいたら無事落札。ボックス・セットは当初「Live & Unreleased: The Radio Show」として1989年に3枚組で発売されたもので(写真下右)こちらも所有しているが、ラジオの特集番組をCD化したものでナレーションが入るものの、未発表音源が山盛りだったのでジミのファンは狂気乱舞したものだった(ただし日本盤は出ず、入手はやや困難だったと記憶している)。

 

このプロモは4枚組(うち1枚は1969年のL.A.フォーラムでのライヴ)に作り直された前者のハイライトを収録していて、収録曲は以下の通り。

01 Jimi Hendrix Narration
02 Hey Joe (Oct.1966 at London's Kingsway Studios)
03 I'm A Man (Live in New Jersey 1965)
04 Pete Townshend And Eric Clapton Narration / Red House (Live in Paris 1967)
05 Jimi Hendrix Narration / Drivin' South (BBC's London studios 1967)
06 The Things That I Used To Do (The Record Plant in NY 1969)
07 1983... (A Merman I Should Turn To Be) (Alternate mix - The Record Plant in NY 1968)
08 Purple Haze (London's Olympic Studios 1967)
09 Rainy Day Shuffle (The Record Plant in NY 1968)
10 Angel (Home demo 1968)

ソロ以前のキャリア初期のライヴ音源やスタジオ・アウトテイク、デモ録音等。今でこそジミの版権はほとんどが遺族の手に渡り(全部じゃないところが業界の闇…)、きちんとしたプロダクションで過去音源が発表されているが、当時はジミの残した音源を引っ掻き回した悪名高いアラン・ダグラス(Alan Douglas)がまだ版権を握っていた時期で、このボックスの監修も担当。それでも70-80年代の粗製乱造期は過ぎ、アラン・ダグラスもしっかり音源を整理しかけていた頃なので、あの酷いでっちあげ仕事は何だったんだと見直した記憶がある。実際スタジオ・アウトテイクや別ミックスなど、当時はこんな音源が残っていたのかと瞠目した。儚くも美しい10「Angel」のデモはこれが初出じゃなかったかな。久しぶりにボックスを引き摺り出してこようか。 当時聴きまくったので出したり入れたりして箱が擦れて傷んでいたっけ…。

オークションにて購入(¥315)


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