ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Be Myself / Sheryl Crow

2022年05月04日 | クラシック・ロック

Be Myself / Sheryl Crow (2017)

2017年に発売されたシェリル・クロウ(Sheryl Crow)10枚目のオリジナル・アルバム。以前はCDシングル(←過去の遺物)まで集めていたシェリル・クロウも最近は発売直後に購入なんてことは全然しなくなってしまった。それでも中古店に刺さっているのを見つけるとつい手を伸ばしてしまう。このアルバムで作詞、作曲、プロデュースに関わっているJeff Trottという人物は、2枚目、3枚目のアルバムの頃(つまり自分が一番好きだった頃)に参加していた人のよう。調べてみると彼女の初期の名曲を多く共作していたのでビックリ。

前作「Feels Like Home」がカントリー・テイストもあったのに対して、こちらは言わばオーソドックスな、彼女らしい内容のアルバム。初期のアルバムに関わったアーティストのコラボなんていう情報を仕入れてから聴くと、なるほど曲にかつてのような雰囲気があるような(→ただし言われないとたぶん気付かない・苦笑)。シングル・カットされた02「Halfway There」のPVではちょっと文明批判、政治批判的な視点も描かれているが、安部元首相や小池都知事の姿も。静と動、織り交ぜていてなかなかの佳作。もう彼女も若くはないし、以前にも増して自然志向というか隠遁志向になってきているようなので、昔のアルバムにあったような新機軸は見られないが、落ち着いて聴ける作品となっている。ただそういう作品だけに印象に残りにくい面があるのも確か。

中古店にて購入(¥550)

  • Label ‏ : ‎ WEA
  • ASIN ‏ : ‎ B06XDFJNKN
  • Disc ‏ : ‎ 1

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