ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ながや @名古屋市中村区・岩塚

2023年03月26日 | 名古屋(中村区・西区)

中村区の豊国通の西、ショッピングセンターの北の路地裏にある蕎麦屋「ながや」へ。創業は昭和40年(1965)で現在3代目だとか。久しぶりに来てみたら改装したようで以前とちょっと雰囲気が変わっている。いつも賑わっている店だが、この日も外に待ちの人が。こういう店で困るのは先客と思しき人の後に並ぶのか、中にウェイティングのリストがあるのか、外からでは全然分からないこと。一応中を覗いて訊いてみたらやはりリストに名前を記入しろとのこと。記入して外で待った。幸い並びはすぐに短くなり、中待合で座っていると10分程度で呼ばれる。ただ席はほぼ満席なので2階に案内された。

2階は座敷の他、畳の広間にテーブル席がいくつか設けてある。注文はインターホンでしてくれと言うので大広間に1つだけあるインターホンを取って「ざる蕎麦を」とお願いする。すると「伺います。」と。すぐに若い女性給仕が上がってきたが、同じ部屋の別の客に注文を取りに行った。しばらく待ったが誰も来ないので嫌な予感がして、配膳しに来た給仕に声をかけるとやはり注文が通っていないばかりか、呼んでいないことになっていて改めて注文。うーん、やはり全く目の届かないところに客を詰めるのはいかがなものか。それに大広間に1つのインターホンって、座っている他の客の背中まで行ってインターホンを取るのは(その客にとっても)気分のいいものではない。

しばらくして給仕が運んできた自分の「ざる蕎麦」はいったん他の客の席に置かれ、違うと指摘されたらしく、やっとこちらに回って来た(これも気分のいいものではない)。長方形のせいろに盛られた「ざる蕎麦」は細切りで、徳利に入ったつゆは色付き濃いめ。山葵と刻みネギが別皿に。十割だそうだがしなやかで色付きも淡い。最近は十割蕎麦を謳う店が増えたが、昔のイメージとは違ってザラザラとした口当たりの蕎麦はあまり見なくなった。昔の十割の挽きがそういう傾向だったのか、最近の蕎麦打ちに新しいスタンダードでも浸透しているのか。つゆは辛汁でなかなかいい感じ。喉越し良くあっという間に手繰り終わる。

でも案の定、蕎麦湯はこちらから頼むまで出てこない。蕎麦湯だけの為にインターホン使うのもアレだし、店の人は見当たらないし。配膳で2階に誰か上がって来るのを待ってお願いすると「器下げますねー。」と箸まで持っていかれそうに。自分は刻みネギは蕎麦湯の時だけに使うのだが手で入れる訳には…。十割のわりに値付けも安くていい感じなのに、終止蕎麦とは別のことがチグハグで残念。次は1階で。(勘定は¥850)

 

 

ながや

愛知県名古屋市中村区向島町4-24

 

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