ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

甘泉堂 @岐阜県岐阜市 (2)

2023年01月22日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

通っていた漬物屋が廃業してしまったので訪問頻度は少なくなっているが、時々立ち寄ってブラブラと歩くことの多い岐阜市の美殿町商店街。久しぶりに和菓子の「甘泉堂」に入ってみた。創業は明治12年(1879)。ご高齢の朗らかな主人が応対して下さる。ガラスショーケースに並んだいくつかの菓子を吟味。この日選んだのは「花かづら」と、外のショーケースにも飾ってあった「小さな小さな鮎菓子」。いくつか味があったが「よもぎ」「ゆず味」「ごぼう」の3種を選んだ。

「花かづら」は砂糖で固めてある菓子で、最初の食感はかりっと。中は餡というより小豆の粒そのまま。「小さな小さな鮎菓子」は岐阜市の和菓子の名物である鮎菓子のミニ・サイズ版。小指ぐらいの極小サイズ。通常の餡は求肥だが、それを色んな味に変えてあるようだ。まずは「よもぎ」。真緑のどぎつい色をした餡。甘さはかなり控えめだがよもぎの風味が凄い。これが結構口に残る風味で、妻もここまで濃いと苦手だと言っていた。「ゆず味」は黄色い柚子餡。これも甘味は控えめ。というか小さいから味わい辛いのかも。「ごぼう」は中に牛蒡が入っている。牛蒡を使う和菓子というと「花びら餅」があるが、あそこまで食感は残っていないものの、ちゃんと分かるくらいの硬さ。味としてはあんこの中に入っているのでそこまで強い訳ではない。どれも面白い鮎菓子だった。それぞれの味の個性が強いので親サイズだったら持て余すだろうから、この極小サイズがいいのかも。こちら、和菓子だけでなく主人手作りの「からすみ」だとか、珍しい調味料を置いていたりするので次はそういうのもゆっくり見せてもらおうかな。(勘定は¥1,000程)

以前の記事はこちら (1

 

 

甘泉堂総本店

岐阜県岐阜市美殿町46

 

( 岐阜 ぎふ 美殿町 みとのまち 甘泉堂 かんせんどう 甘泉堂総本舗 鮎菓子 あゆ菓子 和菓子 )

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