愛知県清須市の清須公園に車を停め、自転車で周辺をウロウロと散策。ある店の前を通って、はたとペダルを止めた。店先のテントには「デリス」の文字。通り過ぎた側の壁には薄っすらと”おいしいケーキの店”とある。建物は片方のシャッターが降りているし、かなり年季が入っていて、車で通っていたらやっていないと思って通り過ぎてしまったかも。全くノーマークだったが覗いてみることに。外から店内を覗くとショーケースにしっかりと菓子が並んでいたので思い切ってドアを開けてみた。中には様々な生ケーキ、焼菓子、和菓子が並んでいる。どの生ケーキも昭和を思い起こさせるクラシックな見かけのケーキばかり。しかも安価。本当は生ケーキを食べてみたいが自転車だし、外は結構な暑さだったのでいくつも持ち帰ることが出来ない。そこで行儀が悪いが生ケーキはその辺で食べてしまうことにして、保ちそうな品をいくつか選び、奥に向かって声を掛けた。ご高齢の主人が1人でやっていらっしゃるのかな。選んだ菓子を告げると袋に入れてくれ、何とおまけの品まで入れてくれた(←要冷蔵の品だったが・苦笑)。
そろばんで勘定してもらい、自転車で五城川沿いの木陰へ。まずはそこで昭和の生ケーキの定番「サバラン」をいただく(手で)。その場で生クリームを詰めてくれた「サバラン」は苺とパインがトッピングされている。パン生地のような生地には洋酒風味のシロップが滴るほどたっぷり滲み込んでいて旨い。おまけに貰った菓子もここで食べてしまわないといけない。包みには「デリシャスアーモン」と名前が付いていた。こちらはチョコケーキ。定番のレモンケーキのチョコレート版といった感じ。パサッとしたスポンジがチョコでくるまれている。飲み物を買い忘れたので飲み込むのが辛い(笑)。
持ち帰った菓子は家に帰ってからいただいた。「フロレンチーヌ」はクッキー生地の上にアーモンドのヌガーとフランボワーズのような甘酸っぱいソースがサンドされているもの。ちゃんとコーヒーを淹れた。旨い。「マドレーヌ」は形が少々いびつ。通常のマドレーヌよりも甘さが随分と控えめだった。「フルーツケーキ」はドライフルーツが沢山入っていて、アルコール感もしっかり。もう一つは「きよす」と名付けられた和菓子。でも皮の部分は粉吹いていて洋菓子風。軽くて中にあんこが入っている。これもなかなかだった。まだまだ食べてみたいケーキが沢山あったので、次はクーラーボックス持参で寄ってみよう。(勘定は¥660)
デリス (デリス洋菓子店)
愛知県清須市新清洲6-6-11
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