ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

びすとろMARU @愛知県犬山市

2012年09月29日 | 愛知県(尾張)

田んぼの中にポツンと寄り添うお店が3軒。その中のひとつがイギリスのダブルデッカー(2階建てバス)を改造した欧風料理のお店「びすとろMARU」。

どこから入るのか一瞬たじろぐが、スコップが引き手になっていて開けると中へ。1階部分が厨房、2階部分が3組ほど座れるテーブル席となっている。店内はペイントされほのぼのとして楽しい雰囲気。エアコンは2台あるが夏の昼営業(予約のみ)はちょっと暑いだろうな。果たしてここで本当においしいものが食べられるのだろうかと同行者とワクワクして待つ。

店主ひとりで全て切り盛りしているのでササッといかないのは仕方のないところ。こちらも事前情報はあったので夜のコースを予約時に頼んでおいた。店主が上の階に上がってくるたびに車がゆらゆらと揺れる。2人で取分けるサラダ、前菜、ブイヤベース、パスタが順調に上がってくる。どれも素材にこだわったシンプルな味付けが印象的。野菜や魚介、肉もそれぞれ入手先にこだわっているよう。調味料のたぐいも出来るものは自作するという店主はおっとりとした雰囲気の方だが、料理はそれぞれしっかり手抜きなく旨い。これならアラカルトでいろいろ試してみたい。残念ながらお酒は飲めなかったがこちらもいろいろこだわりのラインナップ。次はぜひドライバーを連れて…。食後のコーヒーもその場で豆から挽くこだわりよう。犬山名物「げんこつ」の味を再現したデザートのプリンも素朴でおいしかった。

場所柄なかなか普段使いは出来ないが、(テイストの好き嫌いはあれ)店の雰囲気といい、出される料理といい、しっかり芯が通った感じは好感が持てた。時間と心に余裕のある人にはおすすめ。しかしよくあの限られたスペースの厨房で全て調理出来るなと感心。(支払いは2名で5000円程)

びすとろMARU (びすとろまる)

愛知県犬山市五郎丸東1丁目108番1

コメント
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