goo blog サービス終了のお知らせ 

ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Rare & Unreleased Recordings From the Golden Reign of The Queen of Soul / Aretha Franklin

2012年07月30日 | ソウル・ファンク・R&B

Aretha

Rare & Unreleased Recordings From the Golden Reign of The Queen of Soul / Aretha Franklin (2007)

アレサの黄金期と言ってよいアトランティック(Atlantic)レーベル在籍時のデモ、テイク違い、シングルB面曲などを集めた未発表作品集。66年最初期のデモ録音はバック演奏はごくシンプルでアレサのピアノにあわせてドラムやベースが添えられている程度。アレサはヴォーカルはもちろんだけれどもピアノの演奏が凄く魅力的。

86年にキース・リチャーズ(Keith Richards)のプロデュースで「Jumpin' Jack Flash」を録音した時も「絶対ピアノを弾いてくれよ」と言われたらしい。最初自分は「えっ、アレサにピアノ?」と思ったんだけど(当時はもう長い間弾いていなかったはず)なるほどそういうことか。後から昔のアレサを本格的に聴くようになってからやっと彼女のピアノのかっこよさが分かりました。

こういった未発表曲はCD期になってからボーナストラックとしてオリジナルアルバムの後ろにくっつけられる事が多いですが、それってオリジナルの雰囲気や尺やバランスまでも壊してしまうので好きじゃない。名盤であればある程気になってしまう。だからこうしてまとめられていた方が安心して聴けます。

普通だったら正式発表されなかった理由ってだいたい聴いて分かるもんだけど、この時期のアレサに関してはただこれらのテイクのさらに上を行くテイクがあっただけ、という気がする。それほどヴォーカル、ピアノ共に圧巻。

オークションにて購入(¥902)

  • CD (2007/11/6)
  • Disc: 2
  • Format: Import, from UK
  • Label: Rhino / Wea
  • コメント
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする

    The Best Seventies Album In The World ...Ever! / Various Artists

    2012年07月10日 | ソウル・ファンク・R&B

    Best_70s

    The Best Seventies Album In The World ...Ever! / Various Artists (1997)

    レーベルを越えていろんな音楽テーマごとに2枚組のコンピレーションを作り出している「The Best Album In The World...Ever!」シリーズ。じっくり探せばほとんどの場合安価で手に入るし、英ヴァージン(Virgin UK)が製作しているので音も安心。選曲も国内編集盤では入らないような意外なものが入っていたりして楽しい。もう何種類集めただろう。ざっと数えただけでもCDの棚の中に20種類位あった。

    今回購入した物のテーマは70年代。60年代物は結構売れたのかパート4まで出ていた。70年代になるとファンク・ディスコ系やニューウェーブ系のヒットが入るようになってくる。少々甘ったるい曲も多いが実際そんな音楽が流行ってたはず。

    もちろん「今までの中で世界で一番の…」と謳っていても「この選曲で70年代のベスト?」なんて無粋な事をいってはいけません。こういったコンピで面白いのは自分の知らないアーティストの曲に聴き覚えがあったり、あらためて聴いてみると面白いなんていう曲を発見できる事。今回は「See My Baby Jive - Wizzard」、「Mr. Blue Sky - Electric Light Orchestra」、「Rock 'n' Roll - Gary Glitter」なんてところが普段全然聴かない音楽なので新鮮だった。暇な時にダラダラ聴き流すには最高。

    オークションで購入(¥818)

  • CD (1997/11/7)
  • Disc: 2
  • Format: Import, from UK
  • Label: Virgin
  • コメント
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする

    Mind Body & Soul / Joss Stone

    2012年07月05日 | ソウル・ファンク・R&B

    Mindbody_soul

    Mind Body & Soul / Joss Stone (2004)

    カヴァー曲でのみ構成されたデビューアルバムで大絶賛された彼女の2枚目にして初めてのオリジナルアルバム。自分が彼女を知ったのは「Alfie」のサントラでミック・ジャガー(Mick Jagger)と競演してからだから丁度このアルバム発売と重なる位なのかな。

    歌はうまい。そりゃそうだ。だからセンセーショナルだった。本当に白人なのか?とか、年齢ごまかしてないか?とか言われるわな、そりゃ。何しろ当時まだ17歳。おいおい、そんな歳で愛だの恋だの人生だの歌われてもなぁ(苦笑)←具体的な歌詞分からず言ってます。独特の節回しがちょっとオーバーなんだけど一度聴いたら忘れられない声ではある。自分も特に好きなジャンルの音楽ではないが、妙に気になって結局買って聴くことになった。

    このアルバムは世界中で大ヒットを記録したらしい。なるほど、ソウルフルでオシャレでポップでかっこいい。でもこれらは自分の中で全部ほめ言葉という訳ではない。曲順(例えば冒頭)はなんだかしっくりこないし、ちょっと流行の音を意識しすぎたような落ちつかなさがある。ま、オシャレな店でかかってたり、ドライブしててFMでこんなんかかったらカッコイイよね、って感じか。

    こう書いてるとものすごく貶しているようだけど歌い手としてはピカイチだし、数々の超大物アーティストと競演しているのもうなずける。アルバムとしては愛聴ってほどまではいかないけれど目が離せないってところか。

    ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (2004/9/28)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import, from US
  • Label: Virgin Records Us
  • コメント
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする

    New Orleans Party Classics / Various Artists

    2012年07月03日 | ソウル・ファンク・R&B

    New_orleans_party_classics

    New Orleans Party Classics / Various Artists (1992)

    ライノ(Rhino)レーベルから出たニューオーリンズ音楽のコンピレーション。「パーティクラシックス」と題するだけあってご機嫌な曲が錚々たるメンバーで編集されている。コロコロと転がるような陽気なピアノの音と少し詰まるような独特のリズム感が特徴。機械的なリズムでは絶対に再現不可能な生身のリズムが心地良い。

    この頃(90年代)のライノレーベルはまだ大資本が入っていなかったはずなのでこういった細かいテーマのコンピを作らせるとピカイチのレーベルだった。その後どこのレコード会社も似たような事をやるようになったけれど。どれもビル・イングロット(Bill Inglot)の自然なリマスターで音質的にも大満足だったし。この時代ライノのカタログ数は結構多いのでまだまだ自分の知らない珠玉のコンピレーションがあるんだろうなぁ。そんなのに中古屋でパッと出会うのも中古盤漁りの醍醐味ですね。

    ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (1992/1/28)
  • Disc: 1
  • Format: Import, from US
  • Label: Rhino / Wea
  • コメント
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする

    Soul '69 / Aretha Franklin

    2012年06月30日 | ソウル・ファンク・R&B

    Soul_69

    Soul '69 / Aretha Franklin (1969)

    1969年発売のアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)のアルバム。67年からのアトランティック(Atlantic)レーベルの怒涛の名盤連発の中でなぜか持っていなかったこのアルバムを買ってみた。この前後はほとんど聴いているのでなぜこれを買っていなかったのかが不思議なくらい。それに何と言ったってタイトルが「ソウル’69」。ついいつもの路線を期待してしまった。

    でもフタを開けてみるとこれがなんとほぼ全般ジャズボーカルアルバム(ソウルよりの曲も入ってはいるけれど)。もちろん彼女は以前はゴスペル、ジャズ路線で、ソウル、R&B路線になったのはアトランティック以降だから何ら不思議ではないんだけれど。でもタイトルは「ジャズ’69」の方が的を射ているような。

    ただそれでもいいやと納得してしまうほどの彼女の声。何かのライナーノーツだったかに、「神の声が聴けたのならそれはきっとアレサの声と同じだろう」かなんかと書いてあったが、当時のアレサの声はまさにそう思えるような凄みが感じられる。

    オークションにて購入(¥742)

  • CD (2000/3/13)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import, from US
  • Label: Atlantic / Wea
  • コメント
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする