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蚊焼です。日記です。
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「その他」がメインのブログ。

<かVSユ企画>読書のハマり方(その1)

2009年10月13日 | <かVSユ企画>

 かみっきぃ~VSユースイ対談企画

 お久し振りでございます、
早1ヶ月経とうとしておりますよ、
前の対談から。

 さて今回はですね、
お互い共通の趣味である
「読書」というものについてです。
読書にまつわる話題とか、問題点について
ひとつ語り合おうという
秋の夜長にふさわしい企画であります。

 今回は私が先制させていただきます。


第2幕・読書のハマり方(その1)


 よく「読書離れ」という言葉を聞きます。
 最近の若い人は活字を読まないとか、
本を買わないとか言う文句を、
上の世代から聞くこと頻りであります。

 尤もこれらの声は、
活字メディアから頻繁に聞こえるもの。
 単純に若い人の数が減ったとか
学校や地域の図書館が充実してきたとか
そういった考察はあまりなされていないようですね。

 私は疑っているのであります。
 活字メディアが、活字は面白いという
啓蒙を行っているのだろうか、と。
 ただただ本を読まない世代にケチつけて
売り上げの低迷の責任を押し付けているのではないかと
私は疑っているのであります。

 さて、この「活字離れ」と
「活字メディア」の問題は、
今後の議論に何度も
上ることになると思われます。

 でもまぁ、議論の入口として、
もっと身近な、実体験の話題から
入りませんか、ということを提案いたします。

 まずは如何に活字離れを食い止めるかを
考えるヒントにすべく、
自分たちは如何にして活字好きになったかを
ここで披露し合おうではないかと
考える次第であります。



 私も中学時代までは、
本なんてものは全く読まない人間でした。
 今考えると不思議なものです。当時は
本を読んで何になる、時間の無駄だとすら
思っておりました。
 実はその名残が今も残っておりまして、
全く持って空想の小説というものに
あまり興味がありません。どうせ読むなら
実用書やノンフィクションが好いと
思うのです。まぁこれは蛇足です。

 さて、そんな中学時代の
最も苦手とした時間は、
朝10分の「読書タイム」でした。
 今でこそすっかり
1時限目前の10分前後を
読書の時間に当てるという試みは
定着しつつあります。それを
10年以上も前に行われていた
自分たちの中学校は、なかなか
先進的だったと今にして思うのです。
 ところが、本嫌いの人間にとっては
不快極まりない時間だったわけですね。

 そんな時間に、我々ワルい仲間はどうしたか。
 読む本は何でもいい、ならば読む本で
抗議の意思を表そうではないか、と考えたのです。
 ある人は、机に百科事典を広げました。
 ある人は、ビジュアルな写真の本を広げました。
 そして私は、西村京太郎サスペンスの
本を開いておりました。中身は全然読んでないのよ。
 かくして我々、ウザさ極まりなき抗議を
数日続けども、思いは実らずに終わりました。

 この経験を踏まえると、
本嫌いに無理やり本を読む時間を作っても、
無意味であるということが言えます。
 本嫌いに本を読めといってもムダなのです。
 翻って今の若者に対する活字離れへの懸念は、
却って若者が活字への嫌悪感を余計に深めるに
過ぎないのではないか、と思うのです。


 さて、思いのほか文章が長くなったので、
そんな活字嫌いが高校ではどうして
活字好きになったかその経緯については、
次回に持ち越したく思います。

 ひとまず今回言いたかったことは、
活字離れに強制は禁物であるという説と、
世間(少なくとも活字メディアの大半)はその
強制ばかりではないだろうかという疑問を
呈する次第であります。

 さて、かみき先生、
先生の読書のハマり方の経緯、および
活字離れを懸念する声に関するご意見は
如何でありましょうか。




●かみっきぃ~氏のブログはこちら。

 「かみっきぃ~,」
 http://blog.goo.ne.jp/43-god-village/


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