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蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
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「その他」がメインのブログ。

ブログの魔力を利用

2006年07月14日 | 雑感散文

 最近、ブログの1記事の字数が2000字を越えてきだしております。
 己の文章力を高めようという、就活のトレーニングの一環として、ブログの記事を出来るだけ長く書く、ということをしてきた結果なのかもしれません。
 ただ、長く書く分には困らなくなりましたが、肝心の中身については…。
 まだまだ、修行が足りませんね。

 ところで今、困ったことに、今日が締切りのレポートが、いまだに進んでいなかったりするのです。
 日記だったら、軽く2000字は行くのにな…。
 そうだ、だったらこのレポートのお題を、今日の日記のネタにして書けばいいんだ!と、そう思い立ったのでございます。

 以下、レポートを組み立てている、ユースイさんとゆうすいさんの会話でございます。

 面白く無いから読まないほうが身の為よ。



        


ユ)今回のレポートの課題は、
 「巨大プロジェクトのメリットとデメリット」
 を論ぜよということですがね。

ゆ)巨大プロジェクトというと、
 巨大な公共事業などの
 事だよなぁ。
  デメリットはなんといっても、
 「税金の無駄遣い」じゃないんか?

ユ)教授が土木の先生ですからね、
 そんなことを書いたら
 絶対に落とされますねぇ。

ゆ)じゃぁなんだい、
 公共工事をヨイショしろってのかい。

ユ)別にヨイショしろって事では無いでしょう。
  公共工事にも、意味があって
 行われているんですから、当然。

ゆ)今の日本では、
 「ダムは無駄」というくらい、
 ダムが嫌われているようだけど、
 そこにも意味なんてのはあるんかい?

ユ)一部のダムはそうかもしれませんがね。
  しかし東京ように
 人工が過密したようなところでは、
 どうしてもダムのようなインフラを
 整備しないと、
 水の供給が出来ませんからね。

ゆ)でっかいダムを作る理由ってのは、
 水の供給量に合わせて、
 でっかくしているって事かい。

ユ)大きなダムを作らないと間に合わない、
 ということもあるでしょうね。
  それに、大きなダムを1基作れば、
 他に細かなダムをいくつも作るような
 事をしなくて済みそうですしね。
  それならば、環境への影響も
 最小限で済ませられるかもしれません。

ゆ)でもでっかくした分、
 予算も莫大だろう。

ユ)その辺りの、
 費用対効果のバランスが
 難しくなってくるでしょうね。
  貯水量とダム建設費は、
 お互い比例していなさそうですものね。

ゆ)貯水量を増やせば増やすほど、
 それ以上にコンクリートを強度に、
 厚くしていかないといけないだろうしなぁ。
  なんたって揚圧力が馬鹿にならんからなぁ。
 小さいダムなら、
 そう気にすることもなかったろうのに。

ユ)揚圧力つまりダム底の岩盤に
 水が浸透して、ダムを地面から
 押し上げてぶっ壊す奴ですね。
  それを防ぐために、
 岩盤の亀裂にセメントを注入する作業
 (セメントミルク注入)が行われているんです。

ゆ)手間だなぁ。

ユ)この工法が確立したのが
 1930年代のアメリカですけど、
 当時のアイダホ州の巨大ダムは、
 この揚圧力への対策が無いまま、
 巨大なダムを作ってしまったために、
 ダムが決壊して大災害が起きてしまったんです。
  いまでも、その決壊したダムと
 荒廃した山が、
 手付かずのまま残されていますよ。

ゆ)何でそんなダムを
 作ろうとしたのかねぇ。

ユ)一番の理由は、治水ですよ。
  そのダムを作る前は、
 度々洪水などの災害に
 見舞われていたからのようですよ。

ゆ)人間の生活環境を快適にするために、
 そういう巨大プロジェクトを進めていて、
 結局自然の猛威にぶっ壊される、と。
  むしろ、余計被害を大きくしているような
 気がするのだがなぁ。

ユ)それを食い止めるためにも、
 科学技術を進化させてきたわけですよ。
  例えばRCD工法と呼ばれる、
 セメントを19度以下の一定温度に保って
 冷やすことによって、
 ダム製造後のひび割れ等を防ぐ
 技術も確立されていますしね。

ゆ)科学技術が進んだんだから、
 安心しろってか。

ユ)安心してもらうために、
 科学技術を発達させてきたのでしょうが。
  また、製造時の技術ばかりでなく、
 メンテナンス等の技術やその徹底も、
 今日の巨大プロジェクトを支えているんですよ。

ゆ)メンテナンスね。
  そのメンテナンスに、
 かなり莫大な時間と予算がつぎ込まれて大変だ。

ユ)製造後の管理の難しさも、
 巨大プロジェクトのデメリットのうちに
 入れることが出来そうですね。

ゆ)じゃぁなんだ、
 デメリットは、とにかく金がかかるとでも
 書いておけばいいのか。

ユ)莫大な予算がかかるということですね。
 あと、工期も長くなるし、メンテナンスも
 非常に困難で、重要なものになってくることですね。
  高度な科学技術が必要不可欠になってくること、
 つまり困難で危険な工事が伴うことも、
 デメリットなのかもしれません。

ゆ)デメリットばかりだな。

ユ)前にも申したとおり、
 水の供給や治水には必要不可欠です。
  水の供給の場合、いくつものダムを作るよりも
 効率的に確保が出来るともいえます。
  今回はダムの話ばかりでしたけれども、
 巨大プロジェクトは何も
 ダムばかりではありませんよ。
  運河や海底トンネル、人工島なども
 挙げられるでしょう。

ゆ)それらは全部、交通に関係する
 インフラだなぁ。
  大きなものを作れば、
 それだけ交通の便もよくなり、
 効率もよくなるというわけか。

ユ)海底トンネルは、ドーバー海峡のように
 橋を架けるのが困難なところで、
 非常に重要な意味を成します。

ゆ)トンネルはなぁ、海でも山でも、
 岩盤を掘っていくわけだから、
 地上の生態系に影響を与えなくて済みそうだから、
 何かよさそうだよなぁ。

ユ)人工島は、例えば関西空港のように、
 今までは難しかった24時間営業の空港も
 可能にしたわけです。
  交通の便ならびに、経済に対して
 多大な貢献を果たせたと思いますよ。

ゆ)でも浅瀬の海に土砂を埋め立てたのは、
 何か堂々っぷりの環境破壊といった感じだなぁ。

ユ)関西空港などでは、
 ちゃんと人工砂浜の建造や
 人工藻場の育成など、
 代替自然の造成に勤めていますよ。

ゆ)逆に、そういったことに配慮して
 いかなくてはならないことが、
 デメリットだなぁ。

ユ)やはり環境への影響も、
 デメリットですかね。

ゆ)うーん、「環境への影響」か。
 環境破壊と言わないのが、
 土木の先生に対する配慮を
 うかがわせるなぁ。
  デメリットは、
 それくらいで勘弁してやるとするか。


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