「たけしの日本教育白書」に、
都知事・府知事・県知事が
勢ぞろいしたのがスゴいというか、
大変面白かったですね。
考えてみれば皆さんメディアで
活動してきた人たちばかりだもの。
その上、
たけし悪党党党首と太田総理が
同席しているんですから、
ここまで来ればこれはコントではないかと
思えてしまうほどですね。
でもそれが悪いというのではなくて、
寧ろいい方向に、政治の動きが流れていって
いるんじゃないかと思うのですよね。
ホラ、表現者って言うのは、
言うだけ言っておいてさ、
自分では何もしなかったり
それに替わる案を提示できなかったり
するじゃないですか、往々にして。
だのにこのメンバーというのは、
有限実行型、自ら政界に進出して
やりたいことをやってのけて
いるわけでしょう。賛否は別として。
* * *
今の子供達に苦労が足りないといいます。
子供達を苦しませたくないように、
苦しみを味わってきた世代が
苦しみの無い世の中を構築してきた、
その「弊害」だといいます。
ならば子供達をもっと
苦しませるべきだ、という話が
にわかに出てきたのですけれども、
なんともあべこべな話じゃないですか。
理想の世の中を作ってきて、
それがために甘やかしの構造が出来て
駄目だって言うのなら、
今の世の中はまだ理想とは程遠い、
理想を取り違えて形成してきたんだと
いうことを真摯に受け止める必要が
あるんじゃないかと思うのです。
それでも今の今までこの社会で持ってきたのは、
それなりに好い所があったのであるから、
それを活かしつつ、次の手を打たなくてはならない。
詰め込み教育は悪いばかりだったか。
ゆとり教育は本当に学力低下の元凶だったか。
「競争派」と「ゆとり派」の派閥争いに
子供達が巻き込まれただけに過ぎなかったのではないか。
それぞれに好い所があるのならば、
もっと双方の方針を取り入れたカリキュラムを
作っていけばよいのではないか。
無理だって?そんなことは無いはず、
月水金をみっちり学習する時間にして、
火木土をゆったり外で課外授業
とすっぱり2分しちゃえばいいでしょう、極端ですが。
* * *
意見には個人差がありますんで、
まだ色々と意見はございましょう。
ありましたら申せばよいのですから、
ブログの全盛時代の中だから。
その、国民的議論の火付け役として、
こういう討論番組が放送されるというのは
とてもよいことだと思うのですよ。
ただ健全な見方として、
ただ番組批判に終始するでなくて、
その問題点は何かを述べたり、
自分はどう考えているのかを表現する
ということが、双方向テレビの時代、
視聴者側には求められているんだろうと
思うのであります。