kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中国大会2023〜400mH〜

2023-06-20 | 陸上競技
中国大会のことを。

多分かなり長くなるのではないかなと思います。書く前から宣言するのも何ですが(笑)。この種目に対してはやはり思い入れがあります。これまでは他校の選手のサポートという形でしたが今年は初めて「勝負する」と考えてやってきています。「ハードル練習会はいつやるのか?」と何人かに言われていましたが今年は余力がなく。この子達をインターハイに行かせるためには何をするべきかというのがあって最優先を自チームにしました。

3人インターハイに進ませたい。そんな野望を持っていました。2年生がのSさんが春先に足を痛めて練習が積めませんでした。本当であればこの子が一番ハードル練習をしないといけないというのがあるのでその部分が足りなかったというのは大きな失敗だったと思います。レース経験が少ない中で中国を迎えなければいけない。同じく2年生のKさんも経験が足りない。「100と200が良いのでは?」という意見もあったのですが、これから先戦うためには「日本一が狙える種目」を選択するべきだと考えていました。冬から種目変更。

そして3年生。この子はどうしてもインターハイに進ませてあげたいなというのがありました。手が掛かる部分もありますが、ずっとインターハイを目指してやっているのは明らかでした。まー付き合いが長いのでこちらも感情移入しますし。あまりそうなると冷静さを失うので極力そうならないように自分をコントロールしていましたが。

県総体で表彰台独占しましたが記録的にはインターハイに届かない記録でした。63秒5を切ってくれればインターハイに届く。その話をずっとしてきました。昨年の秋のレベルを考えるとこちらもある程度想定できます。Tさんには中国大会が始まる前には「64秒2を切ったら行けると思う」と話していました。「その記録で行けると思うけど63秒5を確実に切って行く」と言っていました。この辺りは本当に強気。2年生がこれに物応じせずに勝ち気で対応できると面白くなるのですが。

この競り合いをチーム内で生み出したいと思っていました。ここも何度か書いていますが、昨年の山口県のレベルは物凄い低い話になっていました。70秒を切らなくても中国新人に行ける。その中でぬるま湯に浸かっていたらTさんが伸びないと感じていました。たった6枠しかない中国からのインターハイへの切符。それをチーム内で争うというのは不協和音を生み出すことになる。それは間違いなく分かっていました。しかし、そこをしない限り中国で戦えるまでの力は付かない。反発もあるというのは自覚していました。それでも「インターハイに行くために」はそれを受けていかないといけないなと。半端ないストレスでしたが(笑)

予選。まずはSさん。去年はハードルロスが12秒くらいでした。400が62秒くらいでヨンパが74秒。それでも冬季練習で一番伸びているなと感じることができた選手でした。春先に足が痛くて走れない時期があって調整が遅れていましたが。県総体で67秒8まで行きましたが全くレースにならず。前半遅すぎでした。練習とは別の走りになってしまう。それを県総体以後修正。踏切が近くなるのでその部分を本人が朝練で修正していました。何度か付き合いました。やる気があればそれに合わせてこちらも対応したいなと思っています。

レースは前半から積極的に。5台目まで17歩で押していけました。ハードリング自体はまだまだですがやっとそれらしくなってきました。上位選手に遅れてしまいましたが4着でフィニッシュ。1分05秒94の大幅ベスト。1組目の2着は1分06秒11ですからこの組は高かったことになります。これなら予選通過は間違いないなと確信。どうやってあと1秒6短縮するか。

3組目にTさん。予選は問題なく通過できる力があります。安心して見ておくことができました。5台目まで17歩、18で2台行ってそこから19歩で。普通の選手は逆足に苦手意識があります。ここに関しては1年生の最初の時からヨンパのためにひたすら逆脚をやっていました。手前味噌ですがハードリングに関してはTさんは中国ナンバーワンです。ロスがない。走力的にはぶっちぎる強さはないですが、ヨンパであれば戦えます。きちんと走ってくれました。組の1着で通過。これは自信になります。

4組目はKさん。走りのコントロールがまだできないので最初から行くだろうなと思っていましたが案の定。ガンガン飛ばしていって圧倒的なレース。1分03秒55のPBでフィニッシュ。2着が1分06秒だったので圧倒的な感じがありました。こういう部分でもう少し余力を持って走れるといいんだろうなと。県総体の時に10台目で真上に跳んでしまうという恐ろしいレースをしてしまいました。それにより怖がっている部分もあります。7台目まで17で8台目9台目が18歩、最後が19歩です。この19歩が全くダメ。大幅減速しています。今回はこのパターンでと決めているので次からは変えないといけないかなと。

なんとなく長くなっています。準決勝以降は記事を変えたいと思います。飽きずに書いておきます。
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中国大会2023〜400m〜

2023-06-20 | 陸上競技
中国大会のことを。

初日は高跳びと400m、4継がありました。トラック種目のことで手一杯になっている部分があってフィールドに関しては全て選手任せになっています。この部分が自分の中で「指導方法」について考えさせられる大きな部分です。きちんと見れていない。申し訳ないなと思います。キャパを広げていければ違うのかもしれません。ずっと書いていますがまだスプリントのこともハードルのことも十分な指導ができているのは思っていません。ここを極めていくためには「部活動」というよりは「クラブチーム」で特化してやっていく方が良いのではないかなという想いがあります。それなら誰にも迷惑をかけないので。悩みます。

400m。県総体でワンツーで入りましたが、実際のところ中国では戦えないというのがありました。昨年の秋の段階で6番目が57秒2。どう考えてもそこまでまだ行くとは思えない。春先の県総体の様子を見ても56秒台を出さない限りはインターハイはないなと思っていました。指導者としてダメだとは思いますが、「400でのインターハイは厳しい」という話はずっとしてきました。しかし、マイルでインターハイを狙う。そのためには出場する選手が少しでも記録を短縮してくれることが必要です。

予選。最初に3年生。1.2年生の時はずっと故障していてまともに練習ができませんでした。ここにきてやっと練習が積めた。が、元々スピードがないので持久力で押していくしかない。200のベストが27秒4くらいです。前半を1秒落ちで入ったとしても28秒5くらい。ラストを31秒でカバーしてなんとか1分が切れる。29秒くらいかかって前半入るのが大半なのでどう展開をもっていくかです。

それなのにレースが始まっても動かない。何人かは走っていません。それでもレースが継続していたので慌てて走る。間違いなく0.5秒以上はロスしたと思います。もっとしているかもしれません。こちらも混乱しました。ありえない話ですから。元々スタートが遅くてスピードに乗れないタイプなのに。それでも無理やり追いかけて行きました。なんとこの状態で59秒93(笑)いやいや、どれだけなんだ。きちんと走っていたら59秒前半は間違いない。大幅ベストが出ていたはずです。なんだかよく分かりませんが。初めて60秒を切ったレースがこんな感じになるとは。

次に2年生が走りました。試合前の調子から考えると58秒台に入れるんじゃないかなというのがありました。それくらいの走れていた。が、実際のレースは前半から行けませんでした。ここで行っておかないといけないのに…という感じで。最後まで微妙なレース。1分00秒02という本当に微妙な記録。エースになるであろうこの子が1分を切れないというのは雲行きが怪しくなる。うーん、という感じでした。一応県総体チャンピオンだったのですが。まだまだ課題になる部分が多くあります。

これにより3年生がプラスの4番目で準決勝へ。2年生が5番目で予選敗退。難しい話です。マイルで戦うためには最低でも準決勝に進む選手が複数人いないと無理だと思います。うちにはエースがいません。平均値で戦わないといけない。そうであればその平均値を上げておかないといけないのに60秒をちょっと切るかどうかの話。他のチームには56秒台がいます。1人で3秒以上離されてしまう。危機的な状態だなと感じていました。

準決勝は最初から思い切っていくように指示。まーずっと同じ話をしていますが。予選の走りが本物ならきちんと走れば59秒前半は出るはずです。が、前半置いていかれてラストも追いつけず。記録は1分00秒01。プラスの2番目が57秒58だったのでどう戦っても相手にならないなという感じでした。厳しい。もっとやり方があったのかもしれません。

決勝では54秒33がトップ。55秒台が2人。6位が56秒63、7位は56秒80という過去最高のレベル。4継もそうですがなぜこのタイミングで全国でも戦えそうな選手達が中国地区にいるのか。恐ろしい話です。そうなれば間違いなくマイルの記録も上がります。圧倒的なエースを持っていないうちのチームでどう戦うのか。ここは作戦でどうにかなるのか。分からない部分でした。

初日は4継が47秒91、400が1人準決勝に進む。チームとしてはそれなりに走ったのですが周りのレベルと比べると「置いていかれている」というのが正直な感想でした。指導について本当に考えさせられる日でした。この日は昼ごはんを食べられませんでした。場所取りのことや試合のアップのことも含めてあまりにもやることが多くて。実際、3日間昼食なし。身体には悪いでしょうがなかなか余裕がありませんでした。

ひとまず1日目のことを記録しておきます。
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