kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

近況

2023-06-03 | 陸上競技
本当にバタバタしています。県総体が終わってからそのまま帰宅。本当は舎監だったのですが流石に無理だなと思っていたので交替してもらっていました。

火曜日から通常通り授業があるので(当たり前)かなりのエネルギーを奪われます。合間に足を痛めた男子の治療をかなりやる。さらに放課後は外部から来校者があってそちらに対応。それが終わってから会議。もうヘトヘトになりながら舎監へ。かなりのダメージでした。

水曜日も授業準備と舎監。連続になっていました。定型業務もあるのでかなりハード。この二日間は練習を休みにしていたので選手は回復したかもしれませんが私は(笑)。もう洒落にならないくらい疲労感がまだありました。

この合間を見て火曜日は中国地区のランキング作成。あくまで目安にしかなりませんが、少しでも早く情報を伝えたいなと。多分選手は各県の結果を自分たちでみていると思います。しかし、ランキングとして示すことで今の自分の位置」を知ることができる。さらに「どれくらいの記録が必要か」もわかります。一緒に走ってみなければ分からないというのはありますが、全体の流れをみて「どれくらいの記録が必要か」を把握することはこれから先のモチベーションにつながると思っています。

さらに水曜日も合間を見て練習計画を立てる。中国大会までの日程の確認。逆算していつに何をするかを決めます。もう最初から分かりきっている日程ではありますが、やはり県総体が終わってからもう一度再確認していつどのような練習を入れるのかを考えます。それを早い段階で選手に示しておくことは必要だと思っています。視覚的に「何をするのか」がわかるというのは大きなことですから。

さらにこの合間を見て「気になる選手」に関しては個別に呼んで話をすることに。こちらの考え方を伝えておく必要があるので。本当は全員に対して個別対応をする方がいいと思っています。blogにも書いている「感情的になっていた選手」に対して私がどのように感じているか、これからどうするかというのを伝える必要があると思っています。

私自身は何が何でも指導をしたいと思っている訳ではありません。試合前に勝つチャンスを逃してしまう選手を目の前にすると、それならやらなくても良いなと感じます。本人が「勝ちたい」と思ってやっているならサポートしますが、戦う前にすでに負けているような選手に対してこちらがどれだけ力を注ぐのか。この辺りは私の中で譲れない部分です。私は指導を辞めても良いと思っています。それくらいの覚悟がなければ選手を戦えるレベルにすることはできない。今年ダメだったら来年やれば良いという感覚でやるなら、今の時点でやらない方がいいと思っているからです。

「勝とうとしていない」のであればこちらが何かを求めるというのは本人にとってもストレスだと思います。それに対して指導するのもストレス。お互いにストレスを感じないようにするためには「やらない」のが一番です。数年前とは部活動を取り巻く環境は大きく変わっています。インターハイに行くために何をするか。そこだけを考えておかないと「仕方ないか」ではこちらも妥協しないといけなくなります。もちろん、選手の競技レベルに応じて目標については考えないといけないと思っています。

そんなこんなで結局本当にヘロヘロになりました。途中目眩がするくらいの疲労感。それに加えてクラスの生徒の要望にも応えなければいけません。私だけこれだけヘロヘロなのか?という感覚も。いや、本当に半端なく疲労していました。

自分で勝手に忘れていたのですが木曜日も舎監でした。いや、流石にきつい(笑)県総体の後に3連泊で舎監というハードさ。どうしても眠りが浅くなります。更に寮生が練習のことに対して色々と聞いてきたので22時40分くらいまで対応。真面目に対応しました。私はスーパーマンではないので何もかもを完璧にできることはありません。どちらかというと足りない部分が多い。身体が一つしかないので全てをやるのは難しい。キャパオーバーしながらやっている感覚です。

金曜日も本当に追い詰めながら1日を過ごしました。我ながら良く保てているなという感じ。この日は21時くらいから5時くらいまでひたすら寝ていました。もう、起きておくことができないという感じでした。気絶する感覚でしょうか。

練習についても記録はしておきたいと思っています。今後のために。まー本当に今後も指導をするのかはこれから先また考えますが。今はやらないというのは難しいと思うので。

練習についてはまた別に触れます。本当にヤバい感じがあります。ぐったりです。ひとまず記録として。
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県総体~陸上競技~

2023-06-03 | 陸上競技

思うことを。

 

何か一つのことに対して「真剣」に向かい合えたか。基準が「過去の自分」ではない。「目標」とする「結果」に対してどれだけ「取り組めたか」が問われていると思います。能力が高ければ「それなりの努力」でも「結果」は出ます。しかし、それが本人にとっての100%の「結果」なのか。持っている力を本当に出し切れたのか。「気持ち」で出し切れないというのでは勿体ないなと思いますね。

 

最近書いたのか、選手に話したのか記憶が定かではないですが。陸上競技はシンプルな競技です。試合当日までにどれだけ準備をするかで決まると思っています。「身体づくり」と「基礎体力」、それに加えて「スピード」「スピード持久」などを強化する。スタブロの出の感覚やバトン、ハードリングなどの「技術」要素を加えていく。それが試合を迎えるまでにどれだけできるかだと。その部分で「結果」の8割くらいは決まってきます。試合になっていきなり競技力が上がるということは考えらえないからです。残りの2割は「当日のアップ」だと考えています。きちんと身体が動くアップができるか。必要なことができているかどうかは大きな話だと思っています。どれだけ「準備」をしてきても「アップ」ができなければ「結果」は出ないと思います。

 

「準備」と「アップ」で100%になる。ここでほとんど結果は決まってきます。先日の女子400mの準決勝や4継の予選が良い例です。その日までに「準備」はきちんとてきていましたが、「アップ」の部分で失敗をしています。それがきちんとできただけであっという間に記録が向上する。同じメンバーで同じ流れの中で49秒5と48秒2ですから明らかです。料理に例えられることもあると思います。「準備」は材料を集めてきて調理をする段階です。きちんと準備して腕のいい料理人が調理をするとおいしい量にになる可能性が高まります。しかし、最後の「味付け」「仕上げ」を失敗すると取り返しのつかないことになります。競技も最後の最後の微妙な火加減や味付けで全くの「別物」になります。「準備」ができていても「仕上げ」が上手くいかなければ結果的に「失敗」になります。「準備」と「アップ」はセットだと思っています。


この時点で準備ができていない選手が大幅なベストを出すとは考えられません。これまできちんとした練習が積めていて結果が出せなかったという選手がいるかもしれません。そうであればもう一度アップの部分を見直す必要があるのではないかなと考えています。当たり前すぎて書く必要がないのかもしれませんが。


しかし、今回の結果を考えた時に「準備」「アップ」では決まらないなと改めて感じました。どれだけ「準備」と「アップ」ができても「心」の部分がきちんとしないと全てを台無しにします。「根性論で指導するのか?」と言われるかもしれません。まー根性論でもなんでも無く「事実」を書いているだけなのですが。全てのレースが終わってから感情的になって涙を流すことはあるかもしれません。嬉しいなら問題はないですが、「ダメだった」「上手くいかなかった」という負の感情をもって涙を流す。それにより次のラウンドは間違いなく失敗に終わります。マイナスのイメージが自分の中で強くなるからなのかなと思います。気合いでなんとかするとかではなく、競技との向き合い方、心構えの部分が大きく影響するのだと考えています。


一度「負のエネルギー」が生まれるとなかなか打破できなくなります。「負けるのではないか」「上手く走れないのではないか」という不安が自分が本当にやるべきことを見失ってしまう。そうなると準備してきたことが全て台無しになる。これは取り返しのつかないことなのかなと思っています。かなり気持ちのコントロールが上手い選手でなければ切り替えることができない。もっというと試合場面で「負けること」「上手くいかないこと」を考えるような精神状態になること自体が良くない。


これは普段の練習からやっておかなければいけない。練習中に上手く走れない、やりたいことができないというので涙を流す選手。思うように走れない時に気持ちが後ろ向きになる選手。補強などのしんどい場面で自分で妥協してしまう選手。それは間違いなく試合の場面に出てくると思っています。人は良い時にはそんなことは考えません。勝手に身体が動く部分があるからです。しかし、試合の時に頭によぎった「不安」は混乱を生み出します。上手くいかないのではないかというのが大きくなるからです。


だからこそ普段の取り組みが大切になる。練習で上手くいかない時にどうやって気持ちを切り替えるか。思い通りに走れない時にどうこう切り替えるか。しんどい場面で生まれる負のイメージをどう払拭するか。全ては試合に向けての準備です。そう考えたら「トレーニング」面だけではない「心」の部分も含めてどのように練習の中で鍛えていくかというのが必要だ思います。そこができない限り「高い緊張感」のある場面では力が出しきれない。


今回の県総体。陸上競技の本質的なことを考えることができたと思います。何をしておかないといけないのか。これまでやって来たことだけではこれから先やっていけないなとも。これまでとは異なるスタンスを考えていかないといけない。私の中の常識はこれから先通用しないかもしれない。「勝つためにやる」というスタンス。そこだけは崩したくないなと思います。「負けるため」に練習をするわけではありません。相手に勝つ。過去の自分に勝ってPBを出す。そこが目的でなければいけません。


人によっては「勝てなくても人として成長すれば良い」と考えるかもしれません。私も「人間的な成長」は必要不可欠だと思っています。しかし、そこがメインになってしまって競技力が上がらないというのでは本来的な競技とは異なって来ます。教育の場だ思います。が、躾をするだけの場面ではない。スパイラルのように絡み合ってやっていけないと意味がなくなります。


あくまで「勝つために」という考え方でやります。この手の考え方に関しては批判も出ると思います。こうやってblogに書くと言葉の裏側にある意味などは上手く伝わらないかもしれません。しかし、この記事の内容は「真理」だと思っています。当たり前のことですがそこまで突き詰めてやっていけるかどうかは大きい。それをやるにはこちらも覚悟が必要です。どう行動するか。ここに尽きます。


上手くまとまりませんが。

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