kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

最後の強い刺激

2023-06-09 | 陸上競技
水曜日のことを。

想像以上にバタバタしています。何故か分かりません。その影響かどうかは分かりませんが、頭が重く感じます。ずっとモヤがかかっているというか。あまりいい状態ではないのかもしれません。なんか本当にこのままでいいのかなという感覚があります。あれこれやることが多すぎるというのは間違いなくストレスです。その中でどうやって活動するのか。誰のために、何のために働くのか。大きな疑問を持ちながら・・・。

この日の練習はかなり気を使っていました。中国大会までにできることを考えた中でこの日が最大負荷になると考えていたので。その中で何をするか。かなり検討しました。少なくても多くても良くない。このバランスが微妙だと思っていました。多分、そこまで繊細に考えなくてもいいのだと思ってはいます。ある程度ベースアップしているので。低下していたであろう筋肉にも刺激を与えることができていました。スピード刺激も入れている。それであれば問題ない。が、この日の刺激がどれくらいが適切かはどうしても気になっていました。

この日は職員会議。グランドにはしばらく出ることができません。選手に任せている部分です。メニュー的にはこれまでも何度かやっている内容。軸づくりをしてからDM∞からのパートごとに分かれての練習。スプリント系はハードルドリルをやってからのスプリント。前回同様2本だけトーイングをしてからショートスプリントの40mと60m。ここはハンデをつけてですが、後で聞いたら後ろ側から出た2年生にロングスプリントの選手が抜かれたとのこと。これまでは抜かれないようにギリギリのハンデを設定していました。2年生が走れていたのでしょう。問題なし。

ハードル系は一歩ハードル→2歩ハードルという流れで。同じ1歩ハードルでも意識することを変えています。ショートハードルは「早く降りる」こと、ヨンパは「遠くから踏み切ること」を求める。特にヨンパの2年生は経験が足りません。どうしても踏切が近くなってしまって「上に跳ぶ」感じになってしまう。これが大きなロスを生んでいます。その点、3年生はかなり上手い。どれだけロスを抑えることができるかで勝負は大きく変わって来ると思います。まー見ていないのでどんな感じだったかは分からないのですが。

そこから走練習。短短は120m+60mを3本。グランドに行ったらハードル組は折り返しにハードルを準備していました。前回はヨンパの5歩ハードルと同じ設定でやっていましたが、低いと上手く跳べないということで自主的に正規の高さで3歩ハードルを準備していました(ひょっとしたら5歩ハードルの距離かも)。必要だと判断したのであればそれでいいと思います。短長は150m+120mを3本。ヨンパは折り返しの120mにランダムにハードルを設定するようにしました。これも先日kd先生と話している中で出てきた部分です。経験が少ないので「決められたパターン」であれば対応できます。しかし、条件によって色々なことが変わってくるので足が合わなくなることも増えてきます。県総体がそうでした。今回は意図的に「適当」に配置して自分で調整して跳ぶようにしていました。後で確認すると「難しかった」と。まーそれも試合で少しは生きてくればいいなと思っています。

私はこの練習の最後のセットのところで到着。ほとんど走るのは見れていません。どれくらいの調子なのか、感覚的にどうなのか。そのあたりのことを練習中に確認できるといいのですが。これは難しいことなのかもしれませんね。

8分休憩してから往復走。短長4往復、短短3往復。この準備が良くありませんでした。距離設定が微妙。それもこちらが「意図している」形にならない。時間のロスを最小限にするために往復走のマークの位置を設定しています。前回までできていたのに今回はできない。どういうことなのか。理解できません。時間を微妙にオーバーし始めていたので厳しく指摘しました。ここは重要な要素だと思っています。練習の本数もですが「時間設定」は重要です。同じメニューをやっても「時間設定」や「本数」が異なれば「全く違う練習」になります。ここはしつこく言っているつもりですがこういう部分の「甘さ」はあります。一生懸命にやっているのは確かです。しかし、細かいことを詰めてやるともっと強くなると思います。まだまだ。

終了後、1・2年生はシャフト補強。30mに設定しています。1年生は25m。3年生は補強サーキットでシャフトを使って負荷をかける。この日が筋力的にも大きな負荷をかけらえる最後の日だと思っています。あまり強い負荷をかけ続けると回復が間に合わなくなるので。「やればやった分だけ」というのであれば負荷をかけ続ければいいですが実際はマイナスになる。そこの判断は非常に難しいかなと。負荷が軽すぎると超回復の波が小さくなる。逆に大きすぎると間に合わなくなる。この辺りのさじ加減は重要になってくると思っています。

ここ数年間、シビアな勝負というのがありませんでした。自分の中で「陸上競技」との距離感が大きかったのもあると思います。その状態で「勝負をする」という時に何ができるのか。県総体以後に「現状維持」で勝負ができるのであればそれが一番無難だと思っています。しかし、現状そんなに簡単な話ではない。さらなるベースアップをしてから勝負の舞台に立たないと行けないと思っています。

最後に少しだけ話をしました。今回の中国大会に向けて。それから先に向けて。今年どこまで行けるか。3年生の力で下級生をインターハイに連れて行ってもらいたい。4継に関しては3年生が1人もいない状況なので「来年は」というのがあるかもしれません。しかし、今年インターハイを経験せずに来年いきなり「勝負する」というのは難しい。マイルも同様です。3年生が力を発揮して下級生を連れて行って欲しい。その話をしました。

更には「気合を入れすぎない」ことも。前日の練習でも感じた部分ですが。「結果を残す」ことを考えすぎて気持ちが強くなりすぎる。それにより自分の持っている力を発揮できなくなります。空回りする感じでしょうか。せっかく走れるようになっているのに自滅するのは避けたい。自分が力を出し切って戦ったというのではなく、力を出せずに自滅してしまったというのでは勝負にはなりません。勿体ないですから。それが顕著に出そうな部分があったので先回りしてその話はしておきました。私自身の経験も含めて。

あとはポイントになる部分で練習を入れていって終わりです。余計なことをせず。自分のやるべきことに集中してもらえたらと思っています。

記録として。
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