kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中国大会に向けて2

2023-06-05 | 陸上競技
前の記事の続きを。記録しておかないと忘れてしまうので。とはいっても見直すのか?と言われたら微妙ですが。自分の頭の中にあること、やったことを記録しておきたいというのがあります。それが誰かの役に立てば良いなとも思いますし。

土曜日は学校での練習でした。翌日が市民選手権のため中国大会に出場する選手も補助員で手伝います。そのため日曜日の午前中に女子が練習、午後に男子が練習という形になっていました。土日でセットという考え方です。かなりの疲労感があると思いますがここでやっておかないとダメだと思っているので。無難に練習をして「現状維持」で戦えるならそれでも良いですが、それほどの力はありません。チャレンジするのであればギリギリまでやらないといけない。

練習としては軸とバランスをやってからDM∞。これは必須だなと。毎日やるルーティンのような感じです。そこからはすぐに専門に分かれて練習。このパターンは県総体の前にもやっています。スプリント系はドリルをやってからトーイング。その後40mと60mで。ここは競争。1年生はこちらに入って練習してから補強。1人はこの週全く出来ていないので様子を見ながら。この子がどれくらい走れるかで47秒5が出せるかどうかが決まってきます。しかし、スタイルは変えない。少し走ってあとは補強。それで走れるようになると思っているので。

ハードル系は一歩ハードルをやってから2歩ハードル。そこからショートハードルは5歩ハードル、ヨンパは7歩ハードル。これを6本。少しの練習ですがハードルを跳ぶ時間は確保しておきたいなと。

全体的に身体がバキバキだと言っていました。筋肉痛がすごいようです。ここは狙い通りです。上手く走れないと言ってはいましたが関係なし。意識しないと走れないはずです。強制的にそういう状態を作っておく。これが回復すれば意識しなくても勝手に身体が動くようになる。筋力回復、スピード刺激を入れることは必要なことだと思っています。本数は減らさず実施。

そこから走練習。短短は120m +60m。ショートハードルは自分たちから申し出てきたので60mHに。これはヨンパの折り返しのために準備したものを跳ぶようにしました。高さが低いので感覚的に難しいようです。リード足は伸ばさなくて良いので早く降りて走るように指示。

短長は150m+120m。ヨンパは5歩ハードルで折り返し。最大スピードを出してから帰ってくる感じです。上述のように身体的にはしんどいはずです。それでもここでどれだけ最大スピードで負荷をかけられるかだと思っています。無難な練習で対応できるほど甘くないですから。目の前にニンジン🥕がぶら下がっています。ここでしっかりやらないとインターハイには届かない。可能性が十分にあるだけに気合いは入っていました。前のめりになりすぎないようにこちらが抑えていかないといけないでしょうね。私も大人になりました。

気持ちを盛り上げることは大切だと思います。私の役割はそこだと言っても過言ではない。が、その気になりすぎて前のめりになって「もっとやらないと」となるのだけは避けたい。選手は「やればやるだけ強くなる」と思うかもしれません。しかし、そんなことはない。メリハリを付けないとダメです。やろうとする部分はこちらで抑えながら。結果を出すためには細かいところまでコントロールしないといけないと考えています。

8分休憩してから往復走。短長は4往復、短短は3往復。ここはマイルも視野に入れているからです。基本的に長い距離で追い込むというのはほとんどやりません。300mは走ったとしても勝負の感覚を養うためだけ。300や250を何本も走るというのは今のスタイルには合わないかなと。やったらもっと違う結果になるのかもしれません。が、あまりやりたくないなと。女子なので長い距離を走りすぎると切り替えのタイミングが遅くなってしまう感じがあるので。よく走っていました。気持ちは強くなってきているかなと。

最後に下級生はシャフト補強、3年生は補強サーキット。筋力的な刺激も忘れずに。この日は都道府県駅伝の練習会もやっていました。中学校の先生から「インターハイに行ってくださいね」と声をかけてもらいました。選手たちも「ありがとうございます!」と応えていました。こういう一言で子供達は前向きになれます。ありがたいことです。かなりの疲労度はあると思いますが気持ちが前向きになれば良いなと。

日曜日は市民選手権の補助員。私も審判です。午前中は審判を免除してもらって補助競技場で練習。まだ筋肉痛が激しく残っているので走りについてはある程度でいいかなと。逆にバトンのことなどは徹底的にやっておく。必要なことだと思いますね。前日と合わせての練習です。バトンまでは全体で。

その後はメインを1本だけ設定していました。400であれば250m、ヨンパであれば300H。ショートスプリントはスタートと90m、ショートハードルは5歩ハードル。本数は増やさずにある程度のところで練習をしました。

300mHは県選手権の前よりもかなりタイムが良くなっています。3年生とは意思疎通が上手く行きませんでした(笑)「17歩を4回」という部分。これまでは3台目までを17歩でしたが、風の条件によっては4台目まで。このことを言っていると思っていたのですが本人は4回使うということで5台目まで17歩で。県総体の時も5台目まで行っていました。今後はこの辺りを考えておきたいなと。5台目まで行ったらラストが持つかどうか。それでも300Hは前回よりも1秒早い。まー分かりません。2年生2人は経験不足。疲労度はピークなのですがそれなりには走っています。62秒切りくらいを目指してもらいたいなと。

この日一番衝撃だったのはショートハードル。5歩ハードル。先日14秒5の大幅ベストを出した選手がめちゃくちゃ速い。見ているとすごい。浮くので上半身を使いながら抑えるように話しています。それが出来始めた直後から記録が上がっています。すごい話です。見ていて「14秒3は出そう」と本人に伝える。その後3年生が自分も見たいと寄ってきて走りを見た後に「14秒3は出ますね」と(笑)特に何かを合わせた訳ではありません。客観的に見てということです。

しかし、自信が持てません。中学の時、ベストを出したがそれ1本であとはほとんど走らなかったというのがあるようです。奇跡の1本だったと。根拠のない記録だったのでしょう。今はきちんと練習ができています。見ていて「走れるようになっている」というのがあります。客観的指標として走れていますし、技術的な変化もあります。この辺りのことが変わってくると本物になるかもしれません。ハードルを始めて半年。まだまだやれることはたくさんあります。

その後、補強を課していましたが私は審判があるのでメイン競技場へ。11時過ぎから15時半くらいまでほぼ休まずにスターターをやり続けました。いや、なかなかです。途中水分補給はさせてもらいましたが過酷すぎました。ヘロヘロになって帰宅しようと思っていたら途中大渋滞に巻き込まれて2時間かかりました。いや、本当にキツい。若くないのも原因だとは思いますが。

とりあえず中国大会に向けての前半はこんな感じでやりました。良いか悪いかは分かりませんが。筋力回復、スピード刺激を中心にという感じです。やれることは全てやりたいと思っています。
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