都内のさる所でのお誕生日会のお土産が回ってきた。
今でも、現物の鯛の引出物なんてのがあるんだ。
昔、友人の結婚式にはるばる倉敷まで行ったら、目の前に鯛が置かれていたけど、手を付けようとしたら隣席の人に止められた。
で初めて、にらみ鯛というのを経験した。
そのうち、目の前の鯛が折に入れられ、帰り際に持たされた。
遠方から来ていた客の中には、JRの倉敷駅で処分している人もいたようだった。
kcyanも自分も、子どものころ岡山にいて、親のところに届いた鯛惣や志ほやといった店の塩焼きの鯛を食べさせられたことがあって、値段がめちゃ高いのに美味しくない、勿体ない食い物という記憶がしっかりと残っている。
その後、塩焼きの鯛も美味しくなくはないと思うようにはなったけれど、自分で買ってまで食べようという気にはならない。
この鯛は、遠方持ち帰りの可能性を考えてか、しっかりと塩か塩麹がふられていた。
kcyanと二人で、味は悪くないけど、勿体ない、勿体ない、と言いながら食べた。
恐れ多いことだ。