今年の桜は、本当に早かった。八重桜も東京では4月中旬に咲き終わった。
去年のGWには、茨城県常陸大宮の「静」で、広い丘陵に八重桜が林のように連なって咲いているのに出会ったけど、今年の茨城巡りでは、まったくあきらめていた。実際に、ほとんどの場所で終わっていたが、常陸太田の山で一か所だけ残っていた。
茨城の久慈川の上流、地名も「山方」というところにある和食屋。
常陸大宮辺りで何処かいいところないかと悩んだ結果、かなり外れた辺り、道路わきの食堂みたいだけど、ローカルな食材を使った食べ物が出るようなので、はずれ覚悟で選んだ店。
店内には、お客の寄せ書きというより落書きらしきものが張りめぐらされていて、間違えたかと心配になる。まあ、ファンが多いってことかと気を取り直して、注文。
奥久慈しゃもの親子丼
特産しゃもで親子丼なんて、親子丼大好き人間には、こたえられない。
多分、こんな贅沢な親子丼は食べ納めだろうとつぶやきながら頂いた。
銀座で、奥久慈しゃも焼きの店がミシュランに選ばれていると後で知った。
店の主人が、ボソッと「クレソン」と言って置いてった。
注文してないし、メニューにもないのに、特別に近くの小川で自生しているのを採ってきて揚げてくれたらしい。
美味しいと言うと、おかみさんが刈り取ってきて、パックに入れてくれた。
ヤマメ、イワナやら、手打ちのウドンの唐揚げなんてのなど、他にも、あれこれ気になるものがあったけど、腹いっぱいで断念。
去年「静」の山あいで湯葉料理の店に出会ったのに続いて、今年のGWの北関東一泊ツアーでもいい店に出会えた。