酒持ち寄りの納会で、聞いたことのない日本酒と焼酎が出てきた。日本酒は、池月酒造という島根の酒蔵。会社の偉い方所縁の蔵とのこと。「池月」と言えば、佐々木高綱が源頼朝からせしめ、宇治川合戦では「磨墨」と川渡りを競った馬の名前だ。島根じゃまさか関係はないだろうと思ったら、この地の賀茂神社の馬市で、池月がセリに掛けられ頼朝に買われた言い伝えがあるらしい。この馬は、池に映る自分の姿を見て、池に落ちて命を落とした母馬と思い毎晩繰り返して池に飛び込んだ。だから泳ぎがうまくそこが気に入れられたとのこと。良く見るとラベルに馬の絵が描いてある。
話もできすぎだし、房総の方に落ちていた頼朝がわざわざ島根で馬を買うっていうのが疑わしく、ネットを叩いたら、池月、磨墨の名馬伝説は各地にきりなくある。手近なところで東京の洗足池のそばの八幡神社が池月発祥の地(立派な池月の像がある)から始まって、日本全国、青森(奥州藤原氏が送った南部駒)から、島根よりさらに遠く、長崎(平戸の池月島、両馬の愛情物語の対馬)や鹿児島指宿(池田湖)まで、たいてい母親からみで泳ぎの上手くなった話し付きだ。栃木の佐野(”いけづきまんじゅう”あり)、千葉の柏あたりの話しが穏当のような気がするけど、年末に深みにはまっちゃやばいんで止めとこう。
能登に「池月」という名酒があるらしい。そっちも気になるな。 もう1本は「さゆりの微笑」という芋焼酎。小百合ちゃんの写真がでかでかと付いている。大胆な組合せだ。”小百合ちゃん”なんて言うと歳がしれるな。
鹿児島霧島のしっかりとした蔵元の品。父方の故郷が鹿児島なんだそうだ。
これはホントらしい。
こちらからは、チリから処女航海船が帰ってきた記念に船会社からもらったチリワインと、子飼さんに勧められて買った仏ワインを差し入れた。↓チリワイン席を外している間に Ichimaru旦那から綺麗な袋が届いていた。中は黒豆の煮たの。
重いのを持ってきてくれたらしい。
今年は皺が入って、イマイチのできとのことだが、Ichimaru流でしっかり甘い。
「紅まどんな」という新しい愛媛特産みかん。まだ量が少なく、幻のみかんだそうだ。
←後ろが普通のみかん。それよりふた回りほど大きく、甘くてジューシー。S奥様から頂戴した。
みかんの新製品と言えば、湯河原あたりのみかん園で、まだ世の中に出回る前のバレンシアオレンジを食べさせてもらったことを思い出す。 相模灘が見晴らせる丘の上のみかん園に勝手に入り込んで、ピクニック気分で昼飯を食べていたら、農家の方が現れて、叱られるかと思ったら、新しく育てているんだが味を見てくれと、バレンシアオレンジを頂戴した。何を気に入られたのか、みかんの収穫の手伝いに来いやら、上の方の土地を分けてやるやらと言われたが、それっきりになった。人との出会い、付き合いを深く考えない若い頃だったせいだろうか。新幹線で湯河原を通過する時は、いつも山側の斜面にあるみかん畑を見上げてしまう。
湘南銘菓「じゃこ瓦」。気取りがないネイミングと、子いわしを掬ってクッキーにしちゃいましたという包装が楽しい。
元々日吉のMさんから送っていただいて、磯の香りがあるクッキーなんて珍しいとびっくりしたもんだが(2010.10..12湘南じゃこクッキー)、鵠沼在住のYSさんが知らなかったんで差し上げようと取り寄せた。
何でと思うほど安くて、送料の方が余程高くなるけど、カリフォルニアのMr.Mへの日本物産便にも、日本の磯味を忘れないようにと入れといた。
この湘南クッキーは相模川河口(地元呼称は「馬入川」)の西側の平塚の産。
「湘南」てどこかが結構難しい。広くは神奈川県南西部だろうけど、昔の国や藩があったわけじゃないので決まりはない。大磯が湘南だ、平塚が中心(湘南ナンバー車の車検場があるらしい)、相模川以西が湘南vs.相模川以東が湘南(葉山、江ノ島、茅ヶ崎あたり、いかにも湘南ポイエリア)、中国の禅宗メッカの湘南県に由来するから鎌倉、小田原は湘南じゃない、伊勢原・足柄なんて奥地はとんでもない・・・色々議論がある。イメージの良い名前だから奪い合いになる。たまたま今晩は、立食パーティーで暇なんで、平塚出身のT君と湘南談義をやってきた。西行法師が「こころなき 身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮」と詠んだのが大磯で、江戸時代に大磯に鴫立庵が建てられ、そこに「湘南発祥の地」との石碑が建てられたのが大磯を湘南とする根拠という話を聞いたけど、外部者が心配するほどにはコダワリがない。そこら辺が湘南人のおおらかでいいところかも知れない。
大きな青銅製の鐘がたくさんぶら下がった楽器。中国古い時代の物らしい。
三軒茶屋の昭和女子大学のホールに飾られていた。
高校同級生のImanisiが入っている合唱団のチャリティコンサートが毎年このホールである。 一年交替でヘンデルのメサイアとバッハのオラトリオなんで、聴いているのが辛くなるけど、季節ものだし、三軒茶屋の面白い店で食事ができると思って毎年通っている。
もっとも今年は三軒茶屋で、面白そうな店を5軒ほど覗いたけど、みな予約、貸切で一杯。結局、下高井戸のイタリアンへ。モンテプルチアーノがグラスで飲めるってんで頼んだら、残り少ないからとボトルごと呉れた。
前菜、ゆで野菜、ピザ、魚介パスタも美味かった。これなら三軒茶屋をウロウロすることない。
桜、梅、栗、竹林など、果樹、花木を中心とした大きな樹園をゴルフ場にしちゃった小山ゴルフクラブ。林やコースの中に堂々と枝を張っている木々や秋の落ち葉には苦労させられるけど、景色を見ながらハイキング感覚で回るのが楽しい。こんな所でゴルフができる幸せ感で、スコアなんてどうでも良くなる。
メタセコイアの大きな木があちこちにあって、この時期、死んじゃったSのコレクションにも入っていた実が落ちている。つい拾ってきてしまう。
春が美しいが、紅葉の季節も素晴らしい。
チョッと遅すぎたけど、まだアチコチに色づいた木々が残っていた。
今年は、雪中桜(↓2010年4月18日) から紅葉まで楽しことができた。異常な夏の暑さで芝がやられてしまったことも記録しておこう。
そうそう、週刊新潮に、このゴルフ場でプレイした3組9名のゴルフ会のことが記事になっていた。写真も5~6枚ほど付いていたけど、プレーした人達を隠し撮りしたような無粋な写真ばかりで、コースの写真は載ってなかった。
10.12.09
高校同期の友人が、11月の紅葉盛んの頃の写真を送ってくれた。紅いのは桜じゃないかな。