3日ほど都内に逗留。
そのうち壊されてしまうホテルオークラが良く見えたのが予期せぬ拾い物。
風格のある外観を最後にしっかりと見ることができた。
泊まった記憶は残っていないけど、飲食店の方は、和/寿司/洋/中のレストラン、バー、カフェ、それぞれに懐かしい思い出がある。
手前では、国立印刷局の解体工事が進んでいた。道路側からは囲いがしてあって見えないのだろうけど、上からは、無残な様子がしっかりと見えた。
ここも大規模再開発される。 オークラは高さ約200m・38階建てになるというし、ここら辺の景色は数年で様変わりだろう。
ここ数日、台風の影響の大雨。関東北部では、川が決壊したり、がけ崩れなど大変な災害が起きている。 早朝雨の晴れ間に、東京タワーがくっきり見えた。
(追記) 北側からホテルオークラを撮った写真を見てあらためて思ったのは、オークラにとって目の前に建つビル(虎の門ツインタワー)がさぞや邪魔だったろうということ。 本来は表側である皇居の側にドカンと構えられて、まったく展望が効かない。
ホテルオークラは、もともと大倉財閥を作った大倉喜八郎の邸宅があったところ。前に建つビルの敷地は、大倉商業学校・大倉高等商業学校が建っていたところだったのが、昭和30年代中頃に切り売りされ目の前にビルが建つことになった。ホテルオークラができたのが、昭和37年だから、その建設資金捻出のためだったのかもしれない。
前のビルの敷地の外れに、東京経済大学の前身の大倉高商発祥の地という石碑があった。東経大の校章の葵マークは、この土地の旧地名の赤坂葵町に由来すると同校HPに書いてある。
新しいオークラは38階建てというから、やっと前のビル越しに皇居方向の展望が開けることになるんだろう。