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●科学技術ニュース●パーソルマーケティング、メタバース市場に参入

2022-02-10 09:34:04 |    情報工学
 パーソルマーケティングは、2022年1月より、メタバースデザイン事業部を設置し、PwCコンサルティングとの協業により、メタバース市場での人材サービス事業へ参入する。

 メタバース市場は、2020年の5,000億ドルから2024年には8,000億ドルの市場に急成長し、今後も成長が続くと予測されている。

 現在はゲームやライブイベントなどライブエンタテインメントが中心だが、市場成長やテクノロジーの発展により、観光や医療、教育などの分野も拡大していくと言われている。
 
 この動きに対応し、市場参入を検討する企業も増加し、仮想空間上で営業・販売を行うことが期待されるVR人材のニーズも今後急速に高まると考えられる。
 
 また、これまでリアルにおいては、営業や販売業務に関する豊富な知識や経験がある人材であっても、はたらく時間や地域に制限がある場合や、年齢による体力の衰えや病気や障害があることで、立ち仕事や外回りの仕事が難しく就業機会が限られてしまうといった課題がある。

 パーソルマーケティングでは、メタバースは人の行動領域/選択肢を拡張させる”第2世界(社会)”と定義し、リアルとバーチャル双方の世界をシームレスに橋渡しすることが、新たな雇用を生み、多様な人材が活躍できる社会を構築することにつながると考える。
 
 同社は、リアルでの営業支援、販売支援、店舗支援の人材サービスの知見やノウハウを生かして、メタバース上の「接客・販売」「案内・運営」「出店支援」「誘致支援」「アバタースタッフ育成支援」に参入し、PwCコンサルティングはその事業展開および環境構築の支援を実施する。

 求職者にとっては、メタバースを活用することで、年齢や性別、病気や障害の有無、はたらく場所や時間などに関係なく、知識や経験を生かして在宅勤務やリモートワークはもちろんのこと、時短勤務や日数限定勤務、複業・兼業やフリーランスなど、はたらく選択肢を増やすことが可能になる。<パーソルマーケティング>
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