“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「すごい思考ツール」(小西利行著/文芸春秋)

2024-09-10 09:38:13 |    企業経営



<新刊情報>



書名:すごい思考ツール~壁を突破するための〈100の方程式〉~

著者:小西利行

発行:文芸春秋  

 「伊右衛門」「ザ・プレミアム・モルツ」「PlayStation」・・・数々の大ヒットを生んできた国民的広告クリエイターが贈る、最高の「思考ツール」決定版。「人生思考」メソッド 、ホワイトかけ算メモ、そもそも思考、3秒ハードルメモ……“最弱”広告マンでも急成長できたスゴ技とは?まずゼロ円でできることを考える/ヒットを生む「ブラックわり算メモ」/「離見の見」で、進化せよ/ルールより、ゴールはなにか?/課題の再整理と人生思考が生む「マルチととのい」/セッションは、一番遠いヤツと/煮詰まったら、「嫌われてみる」/正解はない、正問はある/売るのに困ったら、「行動」を売れ/アイデアの究極奥義は「X→Z」/プレゼンの必勝方程式「課題→未来→実現案」/名前づけは魔法の杖/迷ったら、三択/最強メモ術「 セルフ・セレンディピティ」/未来が過去をつくる……etc.各界の経営者が「これはすごい」と評価し、「もっと早くに知りたかった」と多くの声が寄せられてきた独自の「思考ツール」を100の方程式に凝縮。仕事の壁を突破する、一生使える“シンキングツール”がここに。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ChatGPTを使い尽くす! 深津式プロンプト読本」(深津貴之、岩元直久著/日経BP)

2024-09-10 09:37:39 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:ChatGPTを使い尽くす! 深津式プロンプト読本

著者:深津貴之、岩元直久

発行:日経BP

 2022年末に登場して以来、話題を集め続ける生成AIツール「ChatGPT」。その効力を余すことなく発揮するには、動作の起点となる「プロンプト(命令文)」をいかに適切に入力できるかがカギとなる。同書は、生成AI活用の第一人者である深津貴之さんが考案した、効果的なプロンプトのパターン「深津式プロンプト」について、具体的なビジネスシナリオを交えて詳しく解説。【目次】第1章 はじめに:ChatGPTに触れてみよう 第2章 ChatGPTと生成AIの基本理解 第3章 ビジネスシナリオでのChatGPT(基礎) 第4章 プロンプトの力を引き出す 第5章 ビジネスシナリオでのChatGPT 第6章 カスタマイズしたChatGPTを作る 第7章 リスクの認識と管理 第8章 組織での活用とさらなる応用
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●科学技術ニュース●NEDO、成層圏を長期飛行する無人機によって海洋状況を把握する技術の開発・実証に着手

2024-09-10 09:37:05 |    宇宙・地球
 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、経済安全保障を強化・推進する観点から支援対象とすべき先端的な重要技術の研究開発を進める「経済安全保障重要技術育成プログラム(通称“K Program”)」の一環で実施する研究開発として、「高高度無人機による海洋状況把握技術の開発・実証」に着手する。

 同事業では、世界に先駆けて、成層圏の特定位置に長時間継続的に停留して通信を提供する高高度プラットフォーム(HAPS:High Altitude Platform Station)をセンシングプラットフォームとして活用するために必要な技術の確立を目指す。

 具体的には、リモートセンシング技術の開発やセンサーから得られた情報共有のためのデータプラットフォーム技術、HAPSの運航に係る技術の研究開発を行う。

 さらに、高高度無人機の実用化に向けては供給電力に限界があることから、高緯度での長期航行を実現する動力源確保のためのフィジビリティスタディを行う。

 これにより、海洋状況把握(MDA:Maritime Domain Awareness)の能力を強化し、海洋の安全や海洋産業の成長を目指す。

 同事業への参画を希望する実施者を募集し、審査を行った結果、次の2テーマを採択しました。

 同事業で高高度無人機の活用による「〔1〕海洋状況把握技術に関する研究開発」と「〔2〕高高度無人機の長期航行技術に関する研究開発」を実施し、成層圏の特定位置に長時間継続的に停留できるHAPSのセンシングプラットフォームの活用に必要な技術開発を世界に先駆けて進めることで、日本の戦略的不可欠性の獲得を目指す。<新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)>

【〔1〕海洋状況把握技術に関する研究開発】

 HAPSに搭載するため、従来大型の無人機にしか搭載できなかった光学/赤外線(EO/IR:Electro-Optical/Infrared)センサー、合成開口レーダー(SAR:Synthetic Aperture Radar)を軽量化、省電力化し、実際の飛行軌道を想定した実証を行う。さらに、HAPSへ搭載する複数センサーから収集したデータを複合的に解析するシステムの開発・実証や、MDAで利用するHAPSの飛行経路や飛行計画など通信ミッションとは異なる特異なケースでの運用に適した運行管理と気象情報の提供を可能にするシステムの開発・実証を実施する。

事業名:経済安全保障重要技術育成プログラム/高高度無人機による海洋状況把握技術の開発実証/高高度無人機による海洋状況把握技術の研究開発

予算:60億円

期間:2024年度~2028年度(予定)

実施予定先:株式会社Space Compass、新明和工業株式会社、株式会社三菱総合研究所

【〔2〕高高度無人機の長期航行技術に関する研究開発】

 HAPSの日本周辺での長期航行を実現するための動力要素技術の開発を目的に、高緯度で高効率発電が可能な太陽光パネルや高密度エネルギー蓄電池の開発・実証を視野に入れ、成層圏での飛行実証段階にある機体の技術動向分析を行う。そして、HAPSに搭載し長期航行を実現する太陽光パネルや蓄電池の開発要素、達成目標の抽出を行うフィジビリティスタディを実施する。

事業名:経済安全保障重要技術育成プログラム/高高度無人機による海洋状況把握技術の開発・実証/HAPS用高エネルギー密度電池パックおよび高効率発電が可能な太陽電池の研究開発

予算:2億円

期間:2024年度(予定)

実施予定先:ソフトバンク株式会社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●科学技術ニュース●東武鉄道と日立、カードやスマートフォンを用いず手ぶらでの決済やポイント獲得可能な共通プラットフォームの運用開始

2024-09-10 09:36:27 |    情報工学
 東武鉄道と日立製作所は、人々の生活をより便利で豊かにする社会インフラの構築をめざして、4月11日から提供している生体認証(日立が提供する公開型生体認証基盤(PBI)に対応した生体認証統合基盤サービスを利用し、高いセキュリティで生体認証を提供)を活用したデジタルアイデンティティ(個人の証明書情報や属性情報などのアイデンティティ情報が電子化されたもの)の共通プラットフォームを、このたび、コンビニ、家電量販店、ショッピングモール、東京スカイツリー、鉄道など、さまざまな業種で本格展開し、全国の100カ所以上に順次導入する。

 これにより、カードやスマートフォンを用いることなく、多様な業種で手ぶらでの決済やポイント獲得などができるようになる。

 同サービスは、9月3日より東京ソラマチ1F、9月26日より福岡天神の商業施設ソラリアステージ(西日本鉄道運営)の催事スペースで実施するポップアップストアをはじめとし、11月には埼玉県越谷・川越エリアの飲食店など約20店舗で利用可能になる。

 さらに2024年度中に東京スカイツリーのオフィシャルショップ、2025年度には上新電機の大阪2店舗および東武東上線の座席指定制列車「TJ ライナー」、そして2026年度にはファミリーマートにて導入を開始予定。

 2025年度には、指静脈認証に加え顔認証を可能とし、将来的な鉄道改札への導入など、さまざまなユースケースを検討していく。

 また、国内の主要なポイントサービスにも対応する計画で、利用者は手ぶらでさまざまなポイントを獲得できるようになる。

 同サービスの本格展開に合わせて、利用可能な店舗が一目でわかるようにサービス名称を「SAKULaLa(サクララ)」、公式キャラクターを「サクラッコ&ララガイ」に決定した。

 さらに、ジェーシービー、DGフィナンシャルテクノロジーおよび博報堂を協力パートナーとして、同サービスの普及拡大に向けた検討を行う。 <東武鉄道>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする