“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「木々は歌う」(D.G.ハスケル著/築地書店)

2019-06-05 09:40:34 |    生物・医学

 

<新刊情報>

 

書名:木々は歌う~植物・微生物・人の関係性で解く森の生態学~

著者:D.G.ハスケル

訳者:屋代通子

発行:築地書店

 アマゾンの先住民の森林への深い智慧と森の構成員としての関係性、イスラエルとパレスチナのオリーブ農家の伝統と改革、大都市ニューヨークの1本の街路樹から見えてくるコミュニティの姿、400年前から命をつなぐ日本の盆栽に見る人と自然――。1本の樹から微生物、鳥、ケモノ、森、人の暮らしへ、歴史・政治・経済・環境・生態学・進化すべてが相互に関連している。失われつつある自然界の複雑で創造的な生命のネットワークを、時空を超えて、緻密で科学的な観察で描き出す。ジョン・バロウズ賞受賞作、待望の翻訳。  

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★水素ニュース★JR 東日本、水素をエネルギー源としたハイブリッド車両(燃料電池)試験車両製作と実証試験実施

2019-06-05 09:39:49 |    ★水素ニュース★

 JR 東日本は、これまで水素をエネルギー源とする燃料電池車両の開発を進めてきたが、このほど、”ハイブリッド車両(燃料電池)試験車両”を製作し、営業路線にて実証試験を実施する。

 この車両は、世界で初めて70MPa の高圧水素を利用できる燃料電池鉄道車両。これにより走行距離を延ばすことが可能になる。

 今後、JR 東日本では、水素を活用した取り組みを推進し、低炭素社会への動きを加速する。

<ハイブリッド車両(燃料電池)試験車両の概要>

 ・構成:FV-E991 系 2両(1M1T) 1編成  
 ・製作スケジュール:2021 年度内に落成予定
 ・実証試験実施路線:鶴見線、南武線尻手支線、南武線(尻手~武蔵中原)
 ・実証試験開始スケジュール:2021 年度の試験開始に向けて今後調整。
 ・実証試験に向けた連携:神奈川県、横浜市、川崎市と連携し、実証試験に向けた環境整備をしていく。2019 年6 月3 日、日本貨物鉄道、昭和電工およびJR 東日本の3社で実証試験に伴う設備整備に関する基本合意を締結。トヨタ自動車は、2018 年9 月に締結した水素を活用した包括的な業務連携に関する基本合意にもとづき、鉄道車両への燃料電池技術の導入に向けて燃料電池自動車の開発で培った知見に基づきご協力。

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★科学技術ニュース★ドコモと京都府がスマートシティで協定

2019-06-05 09:39:21 |    通信工学

 NTTドコモと京都府は5月27日、スマートシティづくりのための連携・協力に関する協定を締結した。

 ドコモは2017年に策定した中期戦略2020「beyond宣言」に基づく地域支援活動に力を入れており、自治体との連携協定は関西では大阪府や神戸市などに続いて5事例目、全国では19事例目となる。

 今回、京都府と締結した連携・協力事項は以下の5つ。①5Gなどの技術を活用した京都のICT化推進に関すること②第1次産業のICT推進に関すること③観光振興および観光情報の発信に関すること④健康増進に関すること⑤子どもや青少年の教育および育成に関すること。

 両者はIoTを活用した養殖や観光地の8Kライブ映像を5Gで電送する実証実験などを行ってきたが、今後新たに、けいはんな地区で5Gを利用した実証実験などを行う。地区内にある「けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)」で遠隔操作ロボットの開発に応用したり、地区内でスマートモビリティなど自動運転の実証実験をしたりする予定。

 そのほかの地域では、農林水産省が推進するスマート農業を加速させ、先日発表されたd払いなどを含むキャッシュレス化の推進や、JTBと連携した情報発信なども活用する。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「よくわかる生体認証」(一般社団法人 日本自動認識システム協会編/オーム社)

2019-06-05 09:38:54 |    情報工学

 

<新刊情報>

 

書名:よくわかる生体認証

編者:一般社団法人 日本自動認識システム協会

発行:オーム社

 生体認証(バイオメトリクス)は、大きな成長産業として、多方面で注目されており、近年はスマートフォンにも導入され、ますます普及が進んでいる。同書は、このような状況に鑑み、技術的内容だけでなく、多くの読者(メーカ・ユーザ)の理解を深めるための実務的な内容構成としている。特に、基礎知識はていねいでわかりやすい内容とし、応用事例や、普及に伴い関心の高まっているプライバシーの問題についても豊富な例をあげて解説(本書は、2005年発行「よくわかるバイオメトリクスの基礎」を改題・改訂したもの)。

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