“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「京都大とノーベル賞」(広瀬一隆著/河出書房新社)

2019-06-03 09:40:26 |    生物・医学

 

<新刊情報>

 

書名:京都大とノーベル賞~本庶佑と伝説の研究室~

著者:広瀬一隆

発行:河出書房新社(河出新書)

 2018年、ノーベル医学生理学賞に輝いた本庶佑。その栄誉の背景には、京都大学医学部の創造性に満ちた伝統と、生命の謎に挑む熱き探求心のリレーとがあった――。医師免許をもつ京都新聞記者が、山中伸弥・京都大学iPS細胞研究所所長ほか、第一線の研究者たちへ徹底取材。京大のもつ豊かな研究の土壌を探訪しつつ、ノーベル賞受賞の舞台裏から、伝説の研究室のエピソード、「オプジーボ」誕生までのドラマ、一流の科学者たちのそれぞれの流儀、がん免疫治療の最前線、産学連携の現在と未来までを活写する。本庶佑氏への単独インタビューも特別収録。

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★科学技術ニュース★東京大学、トヨタ、TRENDEが、次世代電力システムの共同実証実験を開始

2019-06-03 09:40:02 |    電気・電子工学

 東京大学、トヨタ自動車、TRENDEは、ブロックチェーンを活用し、電力網につながる住宅や事業所、電動車間での電力取引を可能とする次世代電力システム(P2P電力取引)の共同実証実験を、6月17日からトヨタの東富士研究所と周辺エリアで実施する。

 太陽光パネル・蓄電池・電動車などの分散型電源の普及に伴って、国内の電力供給システムは、従来の大規模集約型から個人や企業が電源を保有する分散型への移行期にある。同実証実験は、分散型電源を保有する需要家(プロシューマー)と電力消費者が、電力を売買できる市場を介して、需給状況に応じた変動価格で電力を売買することの経済性と、プロシューマーが発電した電力を、他の需要家と直接売買する双方向・自律型の電力供給システムの有効性を検証することを目的としている。

 具体的には、同実証実験に参加する家庭や事業所がアクセスできる電力取引所を新設するとともに、家庭や事業所ごとにAIを活用したエネルギー管理システム(電力売買エージェント)を設置する。

 電力売買エージェントは、家庭や事業所の電力消費と太陽光パネルの発電量予測に応じて電力取引所に電力の買い注文・売り注文を出す。各家庭や事業所から電力取引所に集約された買い注文・売り注文を一定のアルゴリズムでマッチングさせ、電力の個人間売買を実施する。

 同実証実験は、太陽光パネルや蓄電池に加えて、世界で初めてPHVを分散型電源として組み合わせた個人間電力売買の実証実験。

 同実証実験を通じて、電力消費者とプロシューマーが、市場取引を通じて電力を売買することの経済性を検証するとともに、距離別託送料金のシミュレーションや航続距離に応じて電力消費量が変化する電動車の電力需要予測アルゴリズムの検証を行う。

 

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「中小工場のためのIoT構築入門」(永山貴久著/日刊工業新聞社)

2019-06-03 09:39:25 |    通信工学

 

<新刊情報>

 

書名:中小工場のためのIoT構築入門~低コストで簡単にシステムをつくる~

著者:永山貴久

発行:日刊工業新聞社 

 中小製造業が自社工場にIoTを導入する際、役立つシステムを構築するための手順を解説する。システムベンダーに発注する場合でも、自ら構築する場合でも、確実に役に立ち、機能を発揮するためのIoTシステムの基礎知識と構築手順をわかりやすく解説する。

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