“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「情けは宇宙のためならず」(須藤 靖著/毎日新聞出版)

2018-07-13 09:31:36 |    宇宙・地球

 

<新刊情報>

 

書名:情けは宇宙のためならず~物理学者の見る世界~

著者:須藤 靖

発行:毎日新聞出版

 宇宙はひとつなのか。我々はひとりなのか。宇宙物理学者の思考は∞(無限大)。ご冗談でしょう、須藤さん? と言いたくなるほど、私たちは不思議な世界に生きている。 「物理法則で禁止されない事象は必ず起こる」 をモットーに、注目の宇宙物理学者がこの世の森羅万象を一刀両断。最新宇宙論が笑って学べる、世界の「見方」が変わる物理エッセー。

 

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★科学技術ニュース★日産自動車と産総研、新しいペダル操作が、従来のペダル操作と比較し“より運転を楽しく感じる”ことを科学的に検証

2018-07-13 09:31:15 |    輸送機器工学

 日産自動車と産業技術総合研究所は、共同研究として実施した「ペダル操作の違いが運転者の心理状態と脳活動に及ぼす影響」に関する実験結果を発表した。

 実験では、アクセルペダルの操作だけで加速や減速を行い、ブレーキペダルへの踏みかえ回数を減らした新しいペダル操作(ワンペダル操作)での運転時の心理状態および脳活動を、アクセルペダルとブレーキペダルの操作で加速や減速を行う従来のペダル操作(ツーペダル操作)での運転時の心理状態および脳活動と比較した。

 心理状態については、運転後の質問紙調査から、ワンペダル操作での運転時に、「運転がより楽しく感じられる」ことが示された。

 脳活動については、運転中に計測した脳波から、ワンペダル操作での運転が、楽しさの重要な要因の一つである運転への集中状態を自然に引き出しうることが示された。

 「楽しい」と感じる操作が運転への集中を促すことがわかったように、脳波を用いた運転者の注意状態推定技術は、運転操作系の新しい設計支援技術となると考えられる。

 技術革新による電動駆動車や自動運転車などの普及により、従来とは異なる新しい運転操作系も広がりを見せている。今後、それらが運転者に及ぼす影響について、この推定技術を用いて引き続き探究し、豊かで創造的な自動車社会の実現に貢献する。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「本当に実務に役立つ プリント配線板の研磨技術」(小林 正、雀部俊樹、片庭哲也、秋山政憲、長谷川堅一著/岩波書店)

2018-07-13 09:30:50 |    電気・電子工学

書名:本当に実務に役立つ プリント配線板の研磨技術

監修:神津邦男

著者:小林 正、雀部俊樹、片庭哲也、秋山政憲、長谷川堅一 

発行:日刊工業新聞社 

 プリント配線板の製造工程中、必要となる研磨技術の入門書。電子回路基板(プリント配線板)では、そのほとんどの工程の前後で研磨が行われる。同書では、その研磨について使われている材料、装置の紹介、工程ごとの研磨技術の実際も含めて、その原理から丁寧に解説する。

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