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“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ゼミナール 制御技術入門」(梶原 宏之著/近代科学社)

2024-02-13 09:32:33 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:ゼミナール 制御技術入門

著者:梶原 宏之

発行:近代科学社

 同書は、現代制御の理論を、基本的な線形代数と微分積分学を元に物理に即して丁寧に解説。導入では高校の物理(力学)の延長として説明をはじめ、平衡状態、状態フィードバック、状態オブザーバ、線形システムの応答、回転数制御(PID制御)、最適設計法(LQI制御)と順に理解できるように構成。どの章でも具体的な事前学習の項目とMATLAB/SCILABによる計算方法を記載し、具体的に手を動かしながら学ぶことができる。制御を意識したモノづくりのために、基礎をしっかりと学びたい方に向けた入門書。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ロケットシステム」(田辺英二著/森北出版)

2024-01-25 09:35:37 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:ロケットシステム

著者:田辺英二

発行:森北出版

 元ロケットエンジニア(三菱重工業)による,ロケットシステムの全体をカバーした本格的な入門書。・飛行経路と軌道への投入・ロケットの構造と推進システムの仕組み・姿勢の制御と飛行経路の修正…など、ロケットに関する本質的な内容、重要な内容を網羅しつつ、丁寧に説明。同書は、2019年に風虎通信から発行されたものの再発行。再発行にあたり、一部の図を修正している。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「基礎から学ぶコンバータ回路におけるEMI対策」(谷口 研二著/コロナ社)

2023-12-26 09:45:22 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:基礎から学ぶコンバータ回路におけるEMI対策

著者:谷口 研二

発行:コロナ社 (シリーズ 基礎から学ぶスイッチング電源回路とその応用)

 シリーズ第4巻の同書は、前半の1章から7章で、パワーエレクトロニクス回路で特に配慮すべきスイッチングによる電磁界ノイズ(EMI: electromagnetic interference)の発生原因とその解決法を電磁気学の理論に基づいて説明する。スイッチング電源回路の電力損失を抑える最善の方法は、回路の無駄な動き(電圧・電流の振動)を極力排除することにある。電磁界発生の少ない配線を心掛けるだけでも電流・電圧に無駄な動き(振動)が減り(電磁界放射の低減)、必然的に省エネになる。後半の8章以降では、回路技術の視点から、パワー素子の電力損失や過剰ストレスの低減法、コイルやトランスに関係する発熱要因とその解決法など、実践的な省エネ・スイッチング電源の部分回路技術を扱う。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「書名:基礎から学ぶ 電気回路計算<第3版> (永田博義著/オーム社)

2023-11-10 09:41:32 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:書名:基礎から学ぶ 電気回路計算<第3版>

著者:永田博義

発行:オーム社

 豊富な演習350問。徹底的に電気回路計算力を養う特訓書。長年、電気理論指導に定評ある著者が、電気系初学者に対する「回路の知識」「解析力の涵養」を目指して執筆した学習書。改訂のポイントは、「①解説のブラッシュアップ」「②過渡現象、行列に対応」。解答に至る過程を丹念に解きほぐす手法も大きな特徴。掲載の全問題は合計350問に達し、これを解くことで、電験三種合格レベルの実力に導く。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「続 制御工学のこころ」(足立修一著/東京電機大学出版局)

2023-10-25 09:58:03 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:続 制御工学のこころ~モデルベースト制御編~

著者:足立修一

発行:東京電機大学出版局

 制御理論について、なぜそのような理論が誕生したのか、その理論が意味するところは何か、つまり「そのこころは?」について、初学者向けに分かりやすく解説。制御に関する様々な理論に関して、お互いの関係を意識しながら重要なポイントを絞った。同書では、現代制御を中心としたモデルに基づく制御、すなわちモデルベースト制御をテーマとした。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「半導体ビジネスの覇者」(王 百禄著/日経BP)

2023-10-24 09:58:01 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名;半導体ビジネスの覇者~TSMCはなぜ世界一になれたのか?~

著者:王 百禄

解説:鈴木 一人

訳者:沢井 メグ

発行:日経BP

 TSMCはどうやってインテル、サムスン電子を追い抜き世界一になれたのか?ここ数年で、TSMC(台湾積体電路製造)は、世界各国の政府や企業、メディアの注目を集めるようになった。その一挙一動は、世界の主要産業のサプライチェーンを安定的に運営できるかどうかにも影響を及ぼす。同書では、TSMCの強みはどこか、なぜそれほど強いのか、競合他社がなぜこの先10年間でTSMCに勝つことが難しいのか、その理由を明らかにする。【目次】 序文 日本の読者の皆さんへ 第1章 護国神山、TSMC 第2章 TSMC誕生の歴史 第3章 モリス・チャンとは何者か 第4章 TSMCの七つの競争優位性 第5章 TSMCの技術開発秘話 第6章 今後10年を展望する 解説 経済安全保障時代にTSMCは台湾の「護国神山」になれるか? 鈴木一人(東京大学公共政策大学院教授)
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「リチウム・イオン電池&直列/並列回路入門」(鵜野将年著/CQ出版社)

2023-10-23 09:55:58 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:リチウム・イオン電池&直列/並列回路入門~重要技術セル・バランス図解! 長寿命で安全を目指して~

著者:鵜野将年

発行:CQ出版社(POWER ELECTRONICSシリーズ)

 リチウム・イオン電池の性能向上と低コスト化に伴い、あらゆるモノのモバイル化・電動化が急速に進んでいる。効率良く安全に電池を使用し、寿命性能を最大限に生かすには、電池の基礎特性のみならず直列/並列接続時の注意点、さらには周辺回路についての知識が不可欠。同書では電気系技術者の視点に立ち、リチウム・イオン電池の基礎特性、直列/並列接続の注意点、管理(マネジメント)技術、周辺回路の基礎について解説する。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「<図解入門 >よくわかる 最新アンテナ工学の基本と仕組み」(吉村和昭、重井宣行著/秀和システム)

2023-10-11 09:31:49 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:<図解入門 >よくわかる 最新アンテナ工学の基本と仕組み

著者:吉村和昭、重井宣行

発行:秀和システム

 基本から最新まで各アンテナの理論を解説。アンテナ性能や接地方式の効果が正しく読み解ける。電波の送受信に必要な装置がアンテナ。時代とともにアンテナ技術は進化し、性能も飛躍的に進化した。同書は、アンテナ工学の基礎知識と、基本的な線状アンテナからスマホなどで使われる平面アンテナまで、アンテナの能力と特徴が数式でわかる入門書。専門書や製作記事などを読むうえで必要な知識を学べるように、基本事項に絞って結果だけでなく課程も丁寧に記述した。アンテナ性能や設置方式の効果が正しく読みとける。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「高校レベルからはじめる! やさしくわかる電磁気学」(ノマド・ワークス著/ナツメ社)

2023-09-21 09:31:24 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:高校レベルからはじめる! やさしくわかる電磁気学

著者:ノマド・ワークス

発行:ナツメ社

 無線や通信に欠かせない理論であり、理系の必修科目となっている電磁気学をていねいに解説。電磁気学は、私たちにとって非常に身近でありながら、同時にとっつきにくい学問の分野である。いうまでもなく、現代の文明は電気や電波なしに成立しない。私たちは日々当たり前のように電気を使い、スマートフォンで通話したり動画を見たりしているが、こうした技術は電磁気学の成果がもとになっている。これほど重要な理論なので、誰もが一般常識としてマクスウェル方程式くらい知っていたとしても、ちっともおかしくはない。ところが現実には、一般(とくに文系)の人が電磁気学の体系を理解するには、かなり高いハードルがある。このように、身近でありながら同時にとっつきにくい電磁気学を、何とか一般教養のようにやさしく解説することはできないだろうか。それが同書がめざした目標のひとつ。また、大学の理系学部では、たいてい初年度に電磁気学を学ぶが、高校物理との違いにとまどう人も多い。そこで、高校レベルの物理・数学の知識から、大学レベルの知識へとスムーズに橋渡しをすること。電磁気学を理解するには、高校では教わらない数学のテクニックがいくつか必要で、このことが一般向け入門書のハードルを高くしている。このハードルを乗り越えるため、同書では必要な数学の知識を2段階に分けて解説。第1章の最低限の知識だけでも、とりあえずマクスウェル方程式まではすすめる。その先にすすむために、第6章がブースターの役割をはたしている。電磁気学の学習には、バラバラだったパズルのピースがひとつひとつはまっていくような面白さがある。パズルが最終的に完成したときに見えてくる体系の美しさを、ぜひ味わっていただければと思う。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「電力貯蔵と供給の最適化技術」(内山洋司監修/エヌ・ティー・エス)

2023-09-18 09:35:46 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:電力貯蔵と供給の最適化技術

監修:内山洋司

発行:エヌ・ティー・エス

 電池、フライホール、圧縮空気エネルギー貯蔵、揚水発電の技術動向を詳解。電力供給網の構築、VPP、スマートシティの動向も紹介。再生可能エネルギーを貯蔵、有効利用に向けた必携の一冊。【目次】 序論 カーボンニュートラル社会における電力貯蔵の役割 第1編 電力の貯蔵技術の導入と貯蔵方式 第1章 最近の電力貯蔵技術開発について 第2章 磁気/電気化学的電力貯蔵 第3章 機械/物理的電力貯蔵 第2編 系統連系網の構築と電力供給の安定化 第1章 電力供給網の構築とシミュレーション 第2章 VPPの構築 第3章 スマートシティでの実証実験例
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