EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

桜「陽光・ヨウコウ」開花

2013年03月23日 | 伊予松山歴史散策
今年の松山地方、染井吉野桜の開花は、3月17日午後3時松山地方気象台は7輪の開花を確認し開花を宣言した。
開花は、平成22年の14日に次ぐ2番目に早く、昨年よりも13日早い。

松山の桜は、一番早く咲くのは、十六日桜、続いて姥桜、そして陽光桜が咲き、染井吉野桜、薄墨桜が開花、最後に松山市三番町の街路樹として植えられている一葉、関山桜の285本が4月16日から20日頃に開花し松山の桜は終わる。

さて、陽光桜に帰る事にするが、世界の平和と親善を祈願して愛媛県東温市の高岡正明さんが開発した陽光桜の開花状態を先日21日に愛媛県砥部町の赤坂泉に確認に行って来た。開花状態は8分咲きで、昨年よりも11日早く咲いていた。

高岡さんは、陽光桜を、国内外へ無償で贈り続け、明治23年9月16日、和歌山県串本町にある、紀伊大島の樫野埼東方海上で折からの台風の強風にあおられ岩礁に激突座礁し遭難沈没したトルコ軍艦エルトゥールル号の遭難者を追悼してイスタンブールに贈られた陽光桜が外国に贈った最初である。現在立派に成長しているそうだ。

陽光桜は、最良の組み合わせで作出され”天地に恵みを与える日の光” という意味の 「陽光」と命名し、農林水産大臣から桜としては全国で初めて種苗登録147号として証明された。
この品種は 「天城吉野」に「台湾緋桜」を交配して作られた、実生苗の中から選び抜き育成されたもので樹勢は強く、テングス病に強く胴枯れもしない。

こんな立派な長所が出るのは5万回に1回ぐらいの確立で人間業では出来ない事、高岡さんの思いが神に通じたとしか考えられない。茨城県結城市にある「日本花の会」結城農場研究所の専門家の言葉が返って来て高岡さんは満足そうに家族に話した。・・とある。

 育成地 (愛媛県) における開花は 3月中旬から3月下旬。
 外国に贈り咲き誇る国々は、トルコ・イタリア・リトアニア・チュニジア・メキシコ・スリランカ・カンボジア・ベトナム・タイ・中国・台湾・韓国・等々で「平和の使者」として広くその使命を果たしている。

現在は、高岡正明さんご他界され、長男の高岡照海ご夫妻が陽光桜の苗木を贈り続けている。

高岡さんが陽光を選抜する時、花の色が日本的でなく派手すぎると指摘されたそうだが、世界の人々に愛されるには少し派手目が良いと考え、あえて華やかな紅色の固体を選び「陽光」と名付けたセンスのよさ・・と茨城県結城市にある「日本花の会」結城農場長、田中秀明さんは敬服されている。・・と記述がある。

参考事項
高岡正明さんは、明治42年生まれで太平洋戦争中、青年学校の教員をしていた。教え子達が戦場に行くのを見送り、無事帰還を願っていたが多くの教え子は帰還できず、教え子の鎮魂と世界平和を願い桜の品種改良を決意25年の歳月を掛け鮮やかなピンク色が特徴の大輪で丈夫で100年、200年の樹齢の新品種「陽光」を作り出し、平和の使者として世界平和の恒久平和を広める活動をされ、現在はご子息が意志を継がれ活動されている。

今年の開花は例年よりも少し早く咲いた。
今年は寒暖の差が激しく、松山地区の桜開花は10日程早く開花した。
後7日程すると赤坂泉の染井吉野が開花すると思う、すると陽光桜と染井吉野桜を同時に鑑賞で来る。

では、陽光桜の画像を見て下さい。「平成25年3月21日撮影」
この日は、黄砂もなく青空が綺麗で濃い桃色の陽光が冴えた。
場所は、愛媛県伊予郡砥部町重光 重信川の伏流水が豊富に湧き出ている赤坂泉。
堤防に、160本の桜が植えられ、その内90本が陽光桜である。


3月21日午後から松山は青空が綺麗で陽光桜を撮るには絶好の天候であった。
黄砂もPM2,5も無く、近くの花見客が弁当持参で花見観賞に、またカメラ持参で来ていた。
最近は花見弁当を家庭で作らずコンビ二の弁当。そして女性のアマカメラマンが多くなり一眼レフのいいカメラを持っている。


満開に近い陽光桜の下で弁当を広げて楽しげな会話をしていた。


赤坂泉で一級河川「重信川」の伏流水が湧き出て水は綺麗で豊富。
陽光と並列に植栽してある(陽光の下にある樹)染井吉野が開花すると二種類の桜を一度に鑑賞出来る素晴らしい企画。
あと5.6日で開花すると思う。それまで陽光が染井吉野の開花まで待ってくれれば!!昨年は両方が観賞出来た。


夫婦仲良く・・いい光景。・・何時までもお幸せに!


赤坂泉公園の両堤防には160本の桜が植栽されていて、その内90本が陽光桜である。


左の菜の花が育つ場所は、伊予松山普請奉行「足立重信」が改修した一級河川、重信川で、全国の一級河川で改修者の名前が命名されている河川はこの河川のみである。
改修される前は、「伊予川」と呼ばれていた。


陽光桜をアップで撮ってみた。全体で見ると濃いピンクに見えるが、アップで見るとそうでもない。


手前の石碑は、陽光桜を開発した高岡正明さん生誕100年を記念して日本さくら協会が建立した。女性が居た。
どのような桜の写真を撮ろうかと思案中。・・一眼レフのいいカメラを持っていた。


近くの老人施設の人達が施設の介護者に引率されて桜見に来ていた。
市内の某TV局が撮影に来ていて私達の画像もTV放送するらしい楽しみに見ようと大はしゃぎしていた。


これも陽光をアップに撮ってみた。
絞りを大にしてストロボを使って撮った。


陽光桜考案者「高岡正明」顕彰碑。生誕100年を記念して平成20年9月吉日建立。


陽光桜考案者「高岡正明」顕彰碑裏面に顕彰の文言が刻印されている。
建立者は、特定非営利活動法人日本さくら交流協会。
コメント (1)
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