ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

ピオーネの牛肉巻き

2011年09月16日 | 男の料理
  
                    
確か10日程前にようやく県産肉牛が出荷解除になったが、売れ行きが思わしくないのか、大手スーパー2店の今朝の新聞折込広告「県産牛肉4割引大放出」に釣られて11半頃入店した。他県産の黒毛和牛も並べてあったが、視覚では県産黒毛和牛の方が品質も優れて断然旨そうだった。
滅多に食べられない黒毛和牛が格安で・・・本心で買いに行った。掲示してあった検査結果表には「安全」の表示だけで具体的な数値の記載は無い。多分安全の範囲内も汚染は確かなのだろう。2~3回食べたところで何の問題も無いと思ったが、前の客も手に取ってしばらく眺めて、結局戻してオーストラリア産を籠に入れてしまったので、自分も県産の格安黒毛和牛は断念した。
夕食はESSE10月号で見た「ピオーネの牛肉巻き」にした。ぶどうから作ったバルサミコ酢と醤油・砂糖のソースを絡ませた甘辛肉巻きは初めて体験した調理だった。
ぶどうは種無しなら何でも良いそうだが、ピオーネは大粒で巻き易いと云うのでこれに決め、県産もあったが、同様に汚染ゼロは考えらず、新鮮さはなかったが大分産があったのでこれにした。
肉巻きではアスパラやエンゲンじゃがいも等、果物ではリンゴ紅玉で何度も作ってきた。このぶどう巻きは口にした瞬間“珍味”が第一印象で、バルサミコ酢の酸味が加わった表面の肉と中身の生のぶどうの味が微妙にマッチしていると思ったが、特に反応も無く、自分でも二度は食べなくてもイイかなと思った。素材が新鮮な県産品だったらまた違っていたかも知れないが、自分達は内部被曝を受けてももう寿命に関係無いが、タダ精神的には受入れ難い。また愚息が異常に神経質になってしまったので、県内産や近県産を避けて鮮度の低下した不味い物を選択する日々。原発は憎い!