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新、時事散歩 第29回

2024年06月25日 | ブログ
首相退陣論

 野党からだけでなく、自民党の議員からも岸田総理の退陣要求があるようだ。もっとも岸田さんは 自ら辞めそうではない。総理大臣迄行かなくとも、無報酬の各種組織の世話役でも、ある程度の権限のあるような役務に就いた方が、なかなか自らお辞めに成らないケースもままあるもので、ある種の人間は、特に職業的には余り実力が伴わない人ほど、その傾向にあるように見ている。

 菅前総理などは、「野党に政権を渡してはいけない」と申しているようだけれど、政権担当時に後ろめたい事実があって、野党政権になればそれらをほじくり返される恐れを感じておられるわけではないでしょうね。

 もっとも岸田総理の下で総選挙をやっても自民党が政権を失うことはないように思う。別に岸田さんを推しているわけではないが。それほど、国民には鳩山、菅、野田の民主党政権はトラウマである。もともと国防に信念の無い政党は、いくら国民の生活がどうのこうの言ったところで、政権担当能力はない。戦後、「非武装中立」などと言えた時代ならまだしも、ウクライナに侵攻したロシアを、平気で領海侵犯を繰り返す中共などの現実を知った国民が、民主党系の政治家を本気で選ぶわけなどない。沖縄県の議会選挙で現職知事派が敗れたことを見ても分かる。辺野古の海がどうのこうの言ったところで、中共なんぞにこの美しい国土を踏みにじられたくはないのだ。

 後は、自民党内の親中議員を、韓国宗教団体に犯された議員を、国民がしっかりと分別して葬り去ることだ。あなた方など居なくとも、日中の対話の窓口は維持される。初めから中共に阿る対話であってはならないのだ。口で勇敢なことは言いながら、結局尖閣に公務員を駐留など試みさえしなかった。竹島も一歩も前進しなかった。安倍政権は菅氏が官房長官を長く務めた。「総理と言えば未だ安倍総理のこと」と、その後も言っておられたが、コロナもあって、習近平など国賓来日がなくて本当に良かった。

 岸田氏に二階氏カードの痛い所を突かれ、短命内閣に終わったのは実力が全く伴っていなかったから。小泉進次郎氏などに仕事師内閣などとお世辞を言われて悦に入っても、それは総理の仕事の中核をついていない仕事ばかりやっていた証左なのだ。今もライドシェア制度の推進など取り上げておられるようだが、環境大臣のクールビズと同程度で、とても総理案件ではない。レジ袋の有料化など大臣案件にも届かない。われわれ一般社員の改善提案レベルで仕事師内閣は言い過ぎである。

 国家を本当に背負う人には、学問があり、哲学がなければならない。国民への深い愛がなければならない。潤沢の予算から、バラマキなど誰にでもできる。せめて石原慎太郎元都知事の「ジーゼル車規制」くらいの課題を解決できる人材が、総理候補にならねばならない。学問も哲学もない人間に元々その資格はない。総理に「辞めろ」などとも言う資格もない。