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74歳の独り言 第7回

2021年10月19日 | ブログ
政治家の人気ランキング

 都道府県の魅力度ランキングの結果に、群馬県の山本一太知事が嚙みついて、噛みついたことにも賛否両論。そもそも何を根拠にあなたの県には、他県と比べて魅力が少ないと言っているのか。誰も明確な根拠を知っているわけでもなかろうが、何となく分かった振りで、知ったかぶりではある。上位に北海道や京都府、沖縄県、東京都などあって、観光として行きたい魅力度という意味が感じられ、加えて東京都などは交通網の充実や文化、ファッションはじめ最先端が揃っているから、少々人は多すぎる感があるがいいかで、全体として納得感がないわけではない。

 どなたかが言っていたことの受け売りだけど、カナダなど夏に観光に行った人はその自然の素晴らしさに移住したいとさえ思うのだけれど、ほとんどの人は冬の厳しさを耐えられないという。北海道や京都、沖縄なども同様ではないか。都合の良い時に行きたくなる魅力は高いが、住むにはどうか。もっとも札幌などは住むにも良いらしい。

 話変わって今日の主題、最新の週刊朝日が出した「好きな政治家」、「嫌いな政治家」ランキング。他人が評価しての好きとか嫌いとかは、魅力のあるなしとは多少違って、すべて感情論だからどう評価されようが、しかも公的人間である政治家はしようがない。

 しかし、「やはり河野氏は強かった」。などの見出し付きでネット(Yahooニュース)などで喧伝されると、いかにも今回の自民党の総裁選の結果が民意を無視したもので、結果、総選挙では苦しむことになるような印象に誘導する意図さえ感じてしまう。

 河野氏は総裁選で確かに議員票は3位だったが、党員票では断トツだったから、一般に人気が高いことは分かるが、その理由が良く分からない。確かに韓国大使や中共の外相に、喧嘩を売るような発言があったことが、普通の政治家と違って、国民一般には心強く映ったのではないかとは思っていた。しかし、総裁選では身内企業の中共との関わりが暴露され、曳いては毛沢東バッチを付けているとのデマさえ飛んだ。父親の洋平氏の従軍慰安婦に関する官房長官談話は未だに評判が悪い。父親は関係が無いとも言えはしない。

 まあ好きな政治家1位は良いとして、2位は3位はと見ると、志位和夫氏、長妻昭氏の名が続く。6位7位8位には枝野幸男氏、小沢一郎氏、小池晃氏が入っている。136人から1人3票迄の投票での結果ということだが、136人とはどういう人か、最後の方に書いてある。「週刊朝日」公式ツイッターとAERA dot.で募集した136人ということ。全く国民全体の意思を表したものになっていない。看板倒れで、公表されるべき統計データでは無かろうと思う。

 にも拘らず、「永田町の常識と国民の感覚とのズレを感じます。政界にいる人たちでは予想できない顔ぶれ。皆、ブレない人であるのがポイントですね。反タカ派が多く、全体のトレンドとして“安倍疲れ”があるのではないでしょうか」とジャーナリストの角田浩一氏に述べさせている。「統計」が分からないジャーナリストは要らない。単なる統計の嘘の見本でしかないランキングであった。





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