よくいうよ!シャルル

「よくいうよ!シャルル」(ヴァンサン・キュベリエ くもん出版 2005)。

フランスの児童書。
前作「バスの女運転手」がめっぽう面白かったので、これも読んでみる。

主人公の名前はベンジャミン。
じじむさくてお人好し、かなりマイペースのクラスメイト、シャルルが事故でけがをしてしまい、おうちにノートなどとどけにいくはめに。

シャルルのご両親は年寄りで神経質。
廊下が汚れないようにと、ぞうきんを足の下にしき、すべるように歩く。

いっぽう、ベンジャミンの家もいろいろ事情があり、このことがシャルルとの交流に反映していく。

「バスの女運転手」では、語り手の事情はそうでてこなかったけれど、今回はベンジャミンの事情がでてくる。
そのぶん味は複雑。

でもこのひとの作品は、なにより元気な語り口が楽しい。
訳は伏見操。
すごい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« フラッシュ ヨセミテ »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。