かぶれの世界(新)

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何でもタネなし?

2022-11-13 20:31:26 | 日記・エッセイ・コラム
一昨日に内子町の産地市場で買った柿と、その前にスーパーで買い冷蔵庫内の柿を食べ比べた。どちらも甘さが売りの富有柿だが、私の子供の頃食べた庭の柿より甘くなくさっぱりしていた。前出のバドミントン仲間のG氏によると、カメムシに食われると水分が少なくてスカスカな味になるという。だが、売り物にするということはこれが普通なのだろうか。

どちらの柿もさっぱり味だが、食して最も印象に残ったのはタネがなかったことだ。どうも、最近の売り物の柿は「タネなし」になったようだ。輸入品も含め農家が出荷する果物はタネなしでなければ売り物にならないと思っているようだ。私が毎朝食べるブドウも全てタネなしだ。

確かにタネなし果実の方が料理するにも食べるにも便利だ、言われて見れば私も「味より便利」な果実を選んでいる。米国やメキシコとかコロンビア産の輸入果物がスーパーに並んでいるが、例外なくタネなしだ。ということは、海外の人達も味よりタネなしが好みのようだ。田舎の一人暮らしでなければ知りようのなかったことだ。■
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米中間選挙の混戦は想定内!?

2022-11-12 16:24:14 | 国際・政治
米中間選挙は8日に実施されたが、11日現在いまだに大勢が判明しないと報じられた。原因は大接戦に加えて郵便を含む期日前投票が大幅に増えた為という。私には想定内の大混乱だと感じる。そもそもトランプ氏のような教育のない破廉恥な男が、長い歴史を持つ共和党を乗っ取った段階で何でもありの展開になると予想した。

世界最強の米国がそんな状況になったのを何とか立て直そうと動いたのは、米国の復元力かそれともたまたま運が良かっただけなのだろうか。それは、1990年代半ば以降に生まれ「Z世代」と呼ばれる若者だという意見がある。彼等は丁度私が仕事で米国赴任した頃に生まれた。

彼等は投票直前まで態度を決めかね世論調査に反映されなかった、加えて日本と異なり彼等の投票率は低くなく影響力が強い。先の大統領選でも彼等のバイデン支持が決め手になったという。一方、共和党の支持率が高い高齢になるほど投票先を早めに決めてしまう傾向があるという。

今回、激戦州と言われるネバダ・アリゾナ・ジョージア州など8州の投票率が数ポイント上昇した。投票直前になって激戦州のZ世代が候補者の主張を吟味して投票に行き、投票率を押し上げたと分析されている。この世代は世論調査に反映されておらず、事前の予想を裏切り混戦を生み出した。

私はそれこそ民主主義米国の復元力が機能したと感じた。仮に最終的に共和党に有利な結果になろうと、既に共和党にはトランプ氏を警戒する動きが出て来たという。私はそれが重要だと考える。

一方、日本では別の意味の混乱がある。先の参院選では20-30代が自民党を支持、40-50代は野党支持の傾向があり、世代間に違いがあるという。米国と比べて決定的な違いは、我が国の若者世代の投票率が極端に低く政治的な影響力がないことだ。

結果的にこの若者の政治的影響力の低さが、日本の将来が高齢者の為にマスコミを含め政治的に方向付けされることになりがちと私は感じる。若者諸君、それでいいのかと問いかけたくなる。と言いながら私自身も若者が収めたお金で年金生活をしているのだが。

この記事を纏めていると先ほどCNN・NYT・WPのニュース速報が大接戦のアリゾナ州上院選で民主党のMark Kellyが当選したと伝えた。大きな1票だ。私の考えは普段から米国マスコミの記事に影響されてるが、一方で共和党が期待通りに勝って投資で儲けたいという勝手な気持ちがある。■
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柿の不作

2022-11-11 18:35:42 | 日記・エッセイ・コラム
午前中にバドミントン練習に参加し、来週月曜日に帰京する報告とお別れの挨拶をした。正直なところ来年も同じように元気に参加できるか自信がない。今年は特に自分の老いを感じざるを得ない瞬間が度々ある。農家のG氏に挨拶した時、彼も腰の具合が悪くこの冬手術をすると聞いた。

お互いに頑張り来年会おうと互いに励ましあった。話題を変えて我が家の庭の柿が不作で2個しか食べてないと報告した。すると彼は、今年はどこも柿は不作だという。私が「でもご近所の庭の柿は一杯なっているよ」というと、彼は「それは通りに面した柿の木だろう、多分排ガスの刺激を受けているからだ」という。

聞いたことのない新説だが、私の近所で見る風景は確かに通り沿いの庭の柿の木で、成程と思った。それではと、練習が終わるとこの辺では柿の産地として有名な隣町の内子町の産地市場「カラリ」に行って柿を買うことにした。子供の頃から柿は買って食べるのもではなかったのだが。

練習が終わるとスポーツウエアを着たまま体育館から南に向かって走り、神南山の南側に出て私のサイクリングコースを東に走り、川沿いの内子町庁舎から東に走り産地市場に約1時間で着いた。練習後に食事をとらず長い距離を走れるか自信がなかったが、スポーツドリンクが役に立った。

「カラリ」内のレストランや屋外テーブルは平日だというのにお客で一杯だった。外国人の姿も見られた。そこで、余り形に拘らないで安価な2級の柿5個を300円で買った。素人目には日本の農業が形の良い綺麗な果実に拘る傾向があるが、ここでは色々な出来具合の柿があり安価に買えた。

「カラリ」の見かけの良いレストランには目もくれず目的の柿を買うと直ぐに帰路に着いた。実家に戻ると既に2時過ぎだった。朝、出かける前に布団を干したが実家の庭は日陰に隠れていた。冷たくなった布団を直ぐに取り入れた。中々食事に行けない。

シャワーを浴びてやっと昼食に取り掛かった。冷凍ご飯と冷凍コロッケに缶詰イワシ、インスタントスープで即お腹いっぱいになった。そのあと試しに柿を1つ食べてみた。1個60円の柿らしい味だった。たった300円の柿の為に田舎道を走り回ったが、私的には満足だ。■
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渡り鳥が居座り

2022-11-09 20:11:59 | 日記・エッセイ・コラム
このところ長い距離のサイクリングをせず、代わりに川沿いの遊歩道の散歩を続けている。かつての山裾歩きコースのサイクリングは殆どカバーした。もう一つの理由は徒歩やジョギングが減ったので脚力が一部劣化し、バドミントン練習をやった時の動きが悪くなった気がするからだ。

毎夕方に川沿い散歩を再開すると、すぐに気になる発見があった。例年だと11月過ぎて帰京の時期前後になると、渡り鳥のカルガモやシラサギが川辺から姿を消していた。ところが今年は今も数百匹のカルガモが川面を泳ぎ回り、その近くの岸辺にシラサギを見かけるのだ。

昨日よく出会う散歩仲間のオバサンや中年夫婦とは明らかに違う雰囲気の男性に出会った。彼は長いレンズを取り付けたカメラを肩にぶら下げていた。川沿いの散歩道にこのようなアマチア・カメラマンを時々見かける。初めて見た顔だったが構わず声をかけた。

彼は犬を連れた散歩仲間のおばさん達と違って、川沿いの自然をよく観察しているはずだ。そう思って出会ったカメラマンに聞くと、彼は近年渡り鳥が冬になっても渡らないでこの辺に住み着いているという。近年というが、昨年まではこの時期に渡り鳥がいなくなったと思う。

だが、以前誰かに居場所を下流に移しただけと聞いたことがある。一年中実家にいるわけではないので、私が知らないだけでその可能性もある。或いは、温暖化が進み以前より冬が寒くなくなったか、渡り鳥の行先よりこの流域の方がエサが沢山あると聞いたこともある。

今日の夕方散歩に出かけると川面にカルガモの大群と、その近くにシラサギが夫々離れて三匹いた。カルガモは精力的にアチコチ潜ったり泳ぎ回ったりし、シラサギは川岸の浅瀬に静かに立っていた。夫々に交流はなさそうだった。■
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物価上昇に逡巡するオバサン

2022-11-08 21:06:41 | 日記・エッセイ・コラム
ロシア軍のウクライナ侵攻に端を発したエネルギーや食品価格の高騰は、私の田舎暮らしにも影響を与えている。馴染みの低価格食品スーパーで突然の変化は、寿司や刺身など魚製品が棚の半分くらい消えたことだ。この店は新鮮な魚料理を安価に提供するのが売りの一つだったのだが。

以前は298円で6貫の寿司が100円値上がりして398円になり、最近では棚から消えた。その他の魚料理も感覚的には3割以上値上がりしたと思う。他の商品も値上がりしたかもしれないが目立たたなかった。安いのが売りのスーパーのお客は他の食品に流れて行ったようだ。

これ程露骨に棚の様子が変わるのを見たことがない。魚の仕入れ値が他の商品に比べ相対的に高くなり、仕入れ値を売価に転嫁すると売れなくなった、それではと仕入れを減らしたという事だろう。
元々安価が売りの店だったので、値上げすると他の安価な商品に流れたのだと思う。

実際私はお店を変えなかったが寿司や刺身を買うのを止めた。現実には買える魚料理の商品が無くなったというべきだ。試しに通常の魚料理のコーナーではなく、惣菜コーナーの明らかに安っぽい寿司パックを買って食べてみた。安価だけど美味しくなく今後買う気は起こらない。

日曜日に同じ店のコーヒー豆を買いに行きコーヒーや紅茶の棚に行くと、私が良く買う安価なショップブランドのコーヒーの棚の前に中年女性が立っていた。後ろで待っが彼女はコーヒー豆の袋を手に取ったり棚に戻したりで悩んでいる様子だった。安価な商品を買うか逡巡してたと思う。

私は彼女に「迷う気持ちは分かりますよ」と声をかけた。声掛けは彼女にどっちか決めさせるのに役に立った。それを聞いて彼女は無表情で袋を買い物籠に入れ立ち去った。私は迷うことなく同じ袋を買い物カゴに入れた。それが一番安からだ。言い訳するとインスタントよりは高価だ。

私の場合、昨年まで毎月の食費が2万円程度で済ませていたが、今年4月に帰郷して田舎暮らしを再開すると毎月10%増えて2.2万円になった。9月は食費が2.8万円に急増した。この頃からスーパーで魚が消えたと思う。10月は意識して食費を減らし2.2万円に戻した。

そんな食費節約の経験があったものだから、コーヒー棚で逡巡する中年女性を見て「迷う気持ちは分かりますよ」と極く自然に言葉が出て来たのが本音だ。ただ私の場合は元々ケチだから、物価が上がったからと言って格別に倹約をする余地は余り残っていなかった。■
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