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飛騨高山・白川郷・香嵐渓パック旅行記(2)

2022-11-25 18:53:04 | 旅行記
8時前に特急あずさ3号に乗車した。50年前より洒落た外観と内装で、乗り心地も良くなったと思う。塩山辺りから地面から這い出て横に流れるような雲に覆われたが、茅野駅に着く頃には雲は消えていた。そこでパック旅行客40名余りが地元の観光バスに乗りツアーが始まった。

バスは北上し松本から野麦街道(158号線)を西に走った。暫くすると山に向かい奈川の深い谷間沿いの道を走った。実家のある四国のなだらかな山々とは違い、深い谷沿いの道はあちこちにトンネルと工事中の看板に警備員が立っていた。これが上高地の顔の一部なのかと思った。

1時間半程度で平湯温泉に停車し休憩後、バスは峠を越えて岐阜県に入ると突如風景が変わった。山を下る道はゆるやかで整備され、沿線に点々と集落を見かけるようになった。田舎にいる時見た風景と似てると思った。ただ、峠の近くでは小さくとも田畑があるはず、全くないのが気になった。

谷沿いに平地が拡がり集落が大きくなって、間もなく飛騨高山の市街地に着くと添乗員から案内が流れた。紹介された市内の目抜き通りは広い洒落た通りでなく、古い造りの街並みの狭い道だった。何台ものバスから吐き出された観光客が溢れた印象で、沢山の若い洒落た観光客が目立った。

外国からの観光客や撮影中のスタッフらしき人達もいて華やかな印象があった。実家の近くにも四国内子町や大洲市が古い町並みを再現し観光地化を進めている。高山市はその最先端を走っていると思う。だが、そこに先端ファッションの若者が溢れる風景は私には何とも違和感があった。

昼食後に東海北陸自動車道を北上し白川郷に行き、合掌造りで有名な白川郷を散策した。家内と息子は二度目で、今回は商業化されて魅力が減ったという。内覧させて貰った3階建ての家も今一だったという。最後に展望台に歩いて登ったが、そこで事件が起きたが、旅行が終ってから分かった。

歩きで片道20分と聞き余裕があると思ったが、家内は昔より足が弱った、気が進まないという。それでも私は位前に見た写真を思い出し、登りたいと主張し息子と全力で登り始めた。振り返ると彼女もゆっくり付いて来た。我々は10分で登り息子と展望台からの写真を撮り景色を楽しんだ。

彼女は途中で立ち止まり登ってくる様子がなかった。息子と一緒に展望台を下り家内と合流し、であい橋を渡って駐車場に戻った。添乗員によると我々観光客は何処のツアーよりも時刻通りバスに戻るので、バスは駐車場に遅く入り早く出て行くそうだ。年寄り客は時間を守るということらしい。

高山市内に戻りホテルにチェックインした頃は6時過ぎで真っ暗、場所が何処なのか分からなかった。7時からホテルのレストランで夕食をとり、評判のいい6階の温泉風呂に入った。私は周りに山々が見える(はずの)野天風呂を楽しんだ。その後、地酒の部屋飲みを楽しんで初日を終えた。■
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