かぶれの世界(新)

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柿の不作

2022-11-11 18:35:42 | 日記・エッセイ・コラム
午前中にバドミントン練習に参加し、来週月曜日に帰京する報告とお別れの挨拶をした。正直なところ来年も同じように元気に参加できるか自信がない。今年は特に自分の老いを感じざるを得ない瞬間が度々ある。農家のG氏に挨拶した時、彼も腰の具合が悪くこの冬手術をすると聞いた。

お互いに頑張り来年会おうと互いに励ましあった。話題を変えて我が家の庭の柿が不作で2個しか食べてないと報告した。すると彼は、今年はどこも柿は不作だという。私が「でもご近所の庭の柿は一杯なっているよ」というと、彼は「それは通りに面した柿の木だろう、多分排ガスの刺激を受けているからだ」という。

聞いたことのない新説だが、私の近所で見る風景は確かに通り沿いの庭の柿の木で、成程と思った。それではと、練習が終わるとこの辺では柿の産地として有名な隣町の内子町の産地市場「カラリ」に行って柿を買うことにした。子供の頃から柿は買って食べるのもではなかったのだが。

練習が終わるとスポーツウエアを着たまま体育館から南に向かって走り、神南山の南側に出て私のサイクリングコースを東に走り、川沿いの内子町庁舎から東に走り産地市場に約1時間で着いた。練習後に食事をとらず長い距離を走れるか自信がなかったが、スポーツドリンクが役に立った。

「カラリ」内のレストランや屋外テーブルは平日だというのにお客で一杯だった。外国人の姿も見られた。そこで、余り形に拘らないで安価な2級の柿5個を300円で買った。素人目には日本の農業が形の良い綺麗な果実に拘る傾向があるが、ここでは色々な出来具合の柿があり安価に買えた。

「カラリ」の見かけの良いレストランには目もくれず目的の柿を買うと直ぐに帰路に着いた。実家に戻ると既に2時過ぎだった。朝、出かける前に布団を干したが実家の庭は日陰に隠れていた。冷たくなった布団を直ぐに取り入れた。中々食事に行けない。

シャワーを浴びてやっと昼食に取り掛かった。冷凍ご飯と冷凍コロッケに缶詰イワシ、インスタントスープで即お腹いっぱいになった。そのあと試しに柿を1つ食べてみた。1個60円の柿らしい味だった。たった300円の柿の為に田舎道を走り回ったが、私的には満足だ。■
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