かぶれの世界(新)

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携帯漂流記

2015-10-08 22:38:40 | 日記・エッセイ・コラム
朝食後、時間を確かめようとポケットに手を突っ込んで携帯電話が無いのに気が付いた。1階の台所、居間やトイレ、手洗いにも見当たらなかった。二階に上がって書斎や寝室などにもなかった。普段はいることが無い部屋や階段まで調べた。外に出て風呂小屋や車の中にも見つからなかった。

1週間前に携帯が行方不明になった時、同じように家や車の中を探して見つからなかった。諦めて午前中に利用した市立体育館に電話して捜して貰った。ところがその後、念の為車の中を念入りに探すとシートの下の床に転がっているのを見つけた。慌てて体育館に連絡して、広い体育館を探し回らせ迷惑をかけたと詫びた。

そんなことがあったものだから、今日は慎重になって同じ所を二回りも三回りも捜したが見つからなかった。固定電話の子機から携帯に電話して歩き回りながらベルの音を確認しようとすると、意外にも誰かが電話に出て直ぐに切れた。何度かトライするとやっと通じた。その人はいつも行く体育館の係りで、誰かが拾って届けてくれたという。

昨日の午前中に体育館にバドミントン練習に行ったので、それから丸1日携帯が無くなったのを気が付かなかったことになる。携帯を使うことは殆ど無いせいか、或いはボケたのか無くしたことに全く気が付いてなかった。午後からバドミントン練習で再度体育館に行って携帯を受け取った。

拾われたのが駐車場で車に轢かれたのか、携帯の画面表示が真っ暗になったままで発信できなくなっていた。以前から調子が悪く騙し騙し使っていたが、今回完全に発信が出来なくなった。昔の仕事の専門用語でいうとRO(受信専用)携帯になってしまった。発信できなくてもそう困る訳ではないが、買い替え時が来たと思った。

その後体育館のソファーに寝そべってスマホをいじくっているいる二人の高校生に話しかけた。携帯電話からスマホに切り替えようと思って聞いてみたいことがあった。彼等によると、クラスの全員がスマホを持っているという。スマホの用途は殆どがメールで、たまにネット検索をすることがあるという。月々5000円程度かかり親が払ってくれているという。私は年6万円の出費でスマホ切り替えを躊躇っているというのに、何てことだ。■
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父の形見を無くす

2015-10-07 18:13:54 | 日記
田舎にいる日数が残り1週間になって、あわててやり残したことをやっている。昨日は庭師がやらなかった柿の木の枝落としをやり、その後母屋の東側の斜面にあるお墓を掃除した。明治以降のお墓はお寺の墓地にあるのだが、それ以前の先祖が入ったお墓だ。近年の「XX家の墓」みたいな集合墓じゃなく個人の墓なのでやたら墓石が多い。同じ江戸時代でも元号によって墓石の形が異なる場合があり、子供の墓石は小さい。

恥ずかしながら4月に帰郷して以来清掃していなかった。山の斜面にあるお墓なので雑草だけでなく落ち葉が20-30cm堆積して半分土になり、それにかずらがからまって簡単に箒で掃けなかった。斜面を伝わって降りて来た無数の蔓(つる)を剪定ハサミで切りながら剥がし、一抱えの大きさになる毎に纏めて溝に投げ捨てた。その作業中に剪定ハサミが見当たらなくなった。ゴミと一緒に捨てたかもと溝をあさったが見つからなかった。

このハサミは「岡恒」の銘が入っており父が使っていた。父の死後は母が使い、近年は私が使っていた。何十年経っても中々切れが良い優れものだった。お墓の周りのどこかにあるに違いないが見つからなかった。父の形見を無くしてしまった。数千円出せば買えるハサミだが、そういうものでもない。父の思い出の品を無くして申し訳ない気持ちになった。帰京する前の1週間はドタバタして失敗することが多い。今日は何もしない日にした。■
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三代目庭師

2015-10-06 12:23:56 | 日記・エッセイ・コラム
昨日松山市の施設に母を見舞い実家に戻ると、庭全体の雰囲気が全く変わっていた。庭の東側を暗くなるほど覆っていた藤の木の枝がスカスカに切り落とされ、母屋の前のサツキの垣根が根元から20-30cmを残して切られていた。その他の松やマキなど色々な庭木も小奇麗に裸にされ、庭全体が見通しよくなり明るくなっていた。

新たにお願いした庭師の好みに従って手入れされた結果だ。10年余り前に退職し母が自宅介護を受けていた頃の庭師が年をとって、別の庭師にお願いしたがその方も昨年から連絡が付かなくなった。この春義弟に紹介されたのが私にとって三代目の庭師だった。元々のプロの庭師と趣味が高じて庭師をやるようになった散髪屋のペアだ。

昨日実家に戻った3時前頃は、あらかた作業が終わっていた。暫く彼等の仕事ぶりを観察させて貰った。以前の職人に比べ仕事は少し雑に感じたが、テキパキとして仕事が断然早い。私が最も気に入ったのが、乱暴と思えるほど大きな枝を落とした様でも、庭全体を見るとバランスよい感じになっていることだ。個々の庭木の手入れは丁寧でないかもしれないが、少し時間が経てば分からなくなる程度で気にならない。

枯れたと思っていたサツキの生垣は根元からバッサリ切り落とされていたが、切り口を見るとまだ生きていることが分かった。庭師によると風通しが悪くてコケが生えたのが枝が枯れた原因だという。確かに切り落とされた枝には薄水色のコケが一杯付いていた。特に白っぽい「梅ゴケ」が養分を吸い取り枝に回らなくし枯らすという。

切り落とされた枝の処分を市役所に問い合わせると、数キロ先の環境センターが受けてると返事を受けたが、庭師の家とは反対方向だと言い持ち帰ってくれた。お代は3万円、一人日1.5万円は相場だと思い2つ返事で了解、来年もお願いした。庭の手入れには興味があるはずだが、先週母を見舞った時は特別反応がなかった。懇意の看護婦によると徐脈は無くなったが、睡眠時間が不定期になったらしくは昨日も母は寝ていた。■
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田舎暮らし雑感15(12)

2015-10-04 15:39:50 | 日記
昨日朝食を終えくつろいでいると、普段は別居している隣のオバサンの息子から声がかかった。これからスズメバチの巣を駆除するので外出する時は気を付ける様に警告してくれた。白っぽい服や帽子を被った方が安全だという。隣の家の物置の2階の軒下に50cm大の黒っぽい巣が見えた。

家の周りを飛ぶ蜂がやけに多いので気が付いたらしい。その時も山に向かって飛んでいく蜂を数匹見かけた。オバサンの様子を見に来た息子が軒下に巣を見つけ、市役所に相談すると民間の蜂処理業者を紹介してくれたという。聞くと1万5千円かかるらしい。私は「そんなにかかるのか」と驚いたが、多分そんなものだろう。

それでは暫くの間は現場から離れていようと思い、1週間ぶりにジョギングすることにした。前回と同じコースを歩く時間を2-3km短縮して、2時間足らずで走った。前回は翌日の午後頃から筋肉痛が出たため、翌日の朝階段の上り下りが辛かった。しかし、今日は午後になっても筋肉痛は殆ど無い。

ネットで調べると患部は大腿筋の前側(大腿四頭筋というらしい)で、この部分の筋肉痛はかなり酷かった。この筋肉は足を引き上げる時に使うと思われ、バドミントンではそれ程使用しないかも知れない。私の素人診断では膝を守る役割もあるはずで、この筋肉を鍛えれば膝痛の防止にもなるかもと推測する。

一度走っただけだがそれなりに大腿筋が鍛えられ、バドミントン練習での動きが良くなった気がする。練習を再開した時に比べコートをカバーする範囲が広がった様に感じる。だが、動きが良くなったからと言って勝敗に直結するわけではない。今の所は無駄に動いているだけだ。しかし、何時かは成果が出て来ると期待する。

前回は風呂小屋と庭の手入れについて投稿したが、他所の家に近接する山林の雑草や小枝を処置する山刈についても心配なことがおこった。いつも山刈を頼んでいるMさんに7月頃に今年もお願いしたがまだやってない。先日催促するともう歳で体力的にやれないと言われた。(そんな、今頃言われても)

「了解した、それではどなたか代わりの方を紹介してくれ」と泣きつくと、「今年はやります、来年までに別の人を見つける」と言ってくれた。その時は安心したが、10日経っても一向に山刈をする気配がない。困った。山林田畑から庭やお墓まで全て人頼みでやっていると、頼む人の老齢化を覚悟しなければならない。本当に弱った。

グッドニュースもある。今は柿が美味しいしい季節、庭や近所の畑の柿を好きな時にもぎ取って自由に食べる。都合のいい事に近所の人達は誰も食べない、柿を食べている人を見かけたことも無い。ところが、数日前居間のゴミ箱にアリの大群を見つけた。もぎ取った柿にくっついていたアリが仲間を連れて来たらしい。お店で売ってない柿にはこういうことがある。

指でアリを潰したり、掃除機で吸ったりしたが翌日になると又アリの大群がいた。何度か繰り返してやっと気が付いた。ゴミ箱に柿のタネや食べクズを捨てないことだ。柿のタネから放たれる甘い匂いはかなり強い、古い家には必ずある隙間を通って蟻が湧いてくる。柿は食べ続けてるが、ゴミ箱を整理した翌日から蟻が来なくなった。■
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アメリカの自殺

2015-10-03 17:44:47 | ニュース
米国オレゴン州の田舎町ローズバーグにある大学で銃乱射事件が発生、10人が死亡したと報じられた。ニュースを見て大事件だが「又か、どうせ米国は何にもしないだろう」と私は思った。その後、大統領予備選で候補者が何を言うか注目したが、銃規制などの議論がなされた様子が無い。今迄少なくとも大文字のヘッドラインで報じられるような議論はなかった。

私は一度だけ車でローズバーグに行った(通り過ぎた)ことがある。シアトルから高速道路5号線(i5)を南下、州都ポートランド市で一休み、さらに南下しユージーン市を抜けると林の中に家が点在している感じの町(寧ろ村の印象)がローズバーグだ。ユダヤ系の住民が開いた町だそうで、大学があるとは知らなかった。犯人は20歳の青年だそうで、大量殺人事件の背景によくある宗教が関係するかどうか報道からは読み取れない。

オバマ大統領の発言「私たちは感覚が麻痺している。今回の事件は政治課題とすべきであり、私たちの日常生活、そして全国民に関わることだ。これ以上、大統領在職期間中にこうした哀悼の意を表明する必要がないように願う。」(ハフィントンポスト10/2)すら、あきらめの境地で他人事のように私は感じる。

今年の274日で通算して294件の銃乱射(4人以上が殺されたマスシューティング)が起こったとワシントンポスト紙(WP)は報じている。この数字はクレージーとしか言いようがない。世界中でこんなに銃を使った殺人が発生して適切な手を打たない国は他にない。アメリカかぶれの私にも米国が嫌いな点がいくつかあるが、その中でも最も呆れてクソ扱いする事項だ。

私は米国の銃による殺人を「アメリカの政治決定が生んだ自殺」と呼ぶ。経済に関わると次々に適切な手を打つ米国が何故か無能になる。日本は自殺大国(2010年人口10万人当たり21.4人世界13位)なのに対し、米国は(12.4人 34位)だという。一方、米国は銃が原因の死者31,000人(2011年)もあり、毎日85人が銃で死にそのうち53人は自殺だという。これらの数字を調整すると日本と米国の自殺数は同じレベルになる。

私なりの計算による理解(こじつけ)では、実は米国と日本の自殺数は同じ率で起こっているのだ。以前からそういう感覚を持っていたが、今回ネットでデータを調べて確認できた。しかし、問題なのは米国では死にたくないのに、国の方針で強制的かつ無差別にある比率で自殺させられていくのだ。「無差別」だというのがアメリカらしく公平で素晴らしいじゃないか!!!■
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