かぶれの世界(新)

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アメリカの自殺

2015-10-03 17:44:47 | ニュース
米国オレゴン州の田舎町ローズバーグにある大学で銃乱射事件が発生、10人が死亡したと報じられた。ニュースを見て大事件だが「又か、どうせ米国は何にもしないだろう」と私は思った。その後、大統領予備選で候補者が何を言うか注目したが、銃規制などの議論がなされた様子が無い。今迄少なくとも大文字のヘッドラインで報じられるような議論はなかった。

私は一度だけ車でローズバーグに行った(通り過ぎた)ことがある。シアトルから高速道路5号線(i5)を南下、州都ポートランド市で一休み、さらに南下しユージーン市を抜けると林の中に家が点在している感じの町(寧ろ村の印象)がローズバーグだ。ユダヤ系の住民が開いた町だそうで、大学があるとは知らなかった。犯人は20歳の青年だそうで、大量殺人事件の背景によくある宗教が関係するかどうか報道からは読み取れない。

オバマ大統領の発言「私たちは感覚が麻痺している。今回の事件は政治課題とすべきであり、私たちの日常生活、そして全国民に関わることだ。これ以上、大統領在職期間中にこうした哀悼の意を表明する必要がないように願う。」(ハフィントンポスト10/2)すら、あきらめの境地で他人事のように私は感じる。

今年の274日で通算して294件の銃乱射(4人以上が殺されたマスシューティング)が起こったとワシントンポスト紙(WP)は報じている。この数字はクレージーとしか言いようがない。世界中でこんなに銃を使った殺人が発生して適切な手を打たない国は他にない。アメリカかぶれの私にも米国が嫌いな点がいくつかあるが、その中でも最も呆れてクソ扱いする事項だ。

私は米国の銃による殺人を「アメリカの政治決定が生んだ自殺」と呼ぶ。経済に関わると次々に適切な手を打つ米国が何故か無能になる。日本は自殺大国(2010年人口10万人当たり21.4人世界13位)なのに対し、米国は(12.4人 34位)だという。一方、米国は銃が原因の死者31,000人(2011年)もあり、毎日85人が銃で死にそのうち53人は自殺だという。これらの数字を調整すると日本と米国の自殺数は同じレベルになる。

私なりの計算による理解(こじつけ)では、実は米国と日本の自殺数は同じ率で起こっているのだ。以前からそういう感覚を持っていたが、今回ネットでデータを調べて確認できた。しかし、問題なのは米国では死にたくないのに、国の方針で強制的かつ無差別にある比率で自殺させられていくのだ。「無差別」だというのがアメリカらしく公平で素晴らしいじゃないか!!!■

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