かぶれの世界(新)

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ヒジャブの女

2019-02-04 23:22:20 | スポーツ
10時半過ぎ高尾山の頂上から真っ白な美しい富士山を見て写真を撮った。一息つくと手摺から一段下のベンチに花柄のヒジャブを被った女性が一人座っているのが目に入った。人生70年余ヒジャブの女性と口を利いたことが無い。遂にその時が来た、と思った。

「写真を撮ってあげようか」と聞いたが反応が鈍かった。英語で聞き直すと彼女は破顔一笑して「お願いします」と返事が返って来た。富士山をバックに彼女のスマホで写真を2、3枚撮った。インドネシアから来て茅場町に住んでいるという、とても感じの良い人だった。彼女の自撮り棒で二人の写真を撮って別れた。

実はヒジャブの女の話はこれで終わり。題名は人目を惹きたいが為だけ。昨日2番目の孫の誕生パーティを品川の長男宅でやった時、一番上の小2の孫が高尾山に行きたいと聞いて山道の様子を確認しに来たのだ。残雪やぬかるんだ道があれば、その状況にあった靴を買ってやりたいと思った。

高尾山口駅を出て6号研究路を歩き始めると、路肩に少し残雪が残っていた程度だった。報じられた通り今年は暖冬だ。だが、南斜面に出るまで山道の岩や木の根は濡れ、土はぬかるんでいるところが多かった。本格的な登山靴は必要ないが、孫には防水処置されたスニーカーを勧めようと思った。

高尾山口駅から高尾山頂まで平日とは思えない人出だった。私の印象では退職後の老カップルや幅広い年代の女性達が多かった気がする。すれ違った人達と声を掛け合い、今日は頂上から素晴らしい富士山が見えそうだと分かった。逆に帰りにすれ違った人達に同じ情報を伝えた。

山頂から写真を撮った後に足を延ばし城山から景信まで行く積りだった。次の一丁平から見る富士山の美しさに惚れ惚れして写真を撮ろうとしてスマホにないことに気付いた。ポケットにもリュックにも無かった。諦めて高尾山に戻り二つの売店に聞いたが落とし物の届けはないという。

ショックで眺望の良い西側を何度か行き来してふと目線をあげると、丸たん棒の標識上に黒いケースに入った私のスマホを見つけた。そういえばそうだ、私がそこにスマホを置いたのを思い出した。最近そんな事がよく起こる。本当に救われた気持ちがして急に元気になった。

すると目の前に女性2男性1人の白人グループが自撮りで写真を撮っていた。なかでも金髪女性が可愛かった。そうなると躊躇うことなく近づいて行って写真を撮ってあげると申し出た。勿論断る人はいない。富士山をバックに縦横にアングルを変えてシャッターを押した。

どこから来たのか聞くと東京に住んでると意表を突いて受けを狙った返事が返って来た。スマホのケースに保管している名刺を見て分かった。TV等で見かける神田外語学院のマークがあった。多分英語の教師だ。名刺を指さして、笑いながら「あーこれね、知ってるよ」と言い打ち解け合った。

そんなこんなで久し振りの高尾山ハイキングは、文字通り高尾山だけで終わった。約2万歩歩いた。昨年は高尾山陣馬山縦走往復30kmを踏破したのに、今日はたった2万歩で疲れ切った。帰宅後家内が買って来てくれたアナゴのちらし寿司で遅めの昼食を頂いて今日は終わり。■

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