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仏の過激派テロだけを見ると誤る

2015-01-14 11:38:02 | 国際・政治
フランスのイスラム過激派テロの原因を、欧州に移民したイスラム教徒の差別や格差、貧困に求めて解説するのがマスコミ報道に登場する専門家のもっともらしい説明のようだ。私はそれで済ましては大局を失うと感じて「普通のイスラム教徒」の問題を11日指摘した。他の宗教の信者はこれほど酷いテロは起こさない、普通のイスラム教徒は立ち上がるべきだと。

イスラム過激派のテロにもっともらしい意味付けするのは勘違いだと思う。フランスや英国など欧米先進国のテロだけを見ていると移民問題だとか格差だけが原因の様に感じるかもしれないが、世界中に目を向けるとイスラム過激派は婦女子を誘拐し数千の村民皆殺ししている。アラブやアフリカなら見逃してもこれが、フランスで起こったら想像も出来ないほどの衝撃だろう。

イスラム過激派のテロはアフリカも欧州も同じ根っこのところにあるのだ。ファイナンシャルタイムズ(FT)は13日の社説で、これは「イスラムと米欧の価値観の対立ではなく、穏健なイスラムと過激なイスラムの対立」と喝破した。やっと同じ考えに出会えた思いだ。テロを殲滅する為には圧倒的大多数の穏健なイスラムを勇気づけ立ち上がる手助けをすることだと思う。■

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