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問われているのは米国民

2022-08-26 17:30:24 | 国際・政治
17日に私が尊敬する政治家としてリズ・チェイニー米下院議員について投稿した。世界中どこでも民主主義制度下の政治家は、自らが選挙で選ばれる為には可能な限り妥協する。だが、彼女は共和党内で圧倒的な支持を受けるトランプ前大統領に真っ向から対抗し、初めから不利と予測された予備選に立ち見事に惨敗した。彼女は中間選挙にも立てず間違いなく議員でなくなる。

今朝の日本経済新聞のコラム「真相深層」によれば、トランプ支持の候補の勝率は9割を超え共和党は「トランプ党」の様相を強めているという。NYTやWPなどの米マスコミも同様の見方をしている。議員にならねば何もできない、票の為には何でもするみたいな風潮がある。そんな中でチェイニー氏の信念に従う姿に、「これぞアメリカ、民主主義のあるべき姿」と私は思った。

報道によると彼女は次の大統領選に出ることを考えているらしい。地方の議員にさえなれないのに何でかと思ったが、無党派の票を狙っていると報じられている。例えば米国民の支持政党を共和党支持3:民主党支持3:無党派(独立派)4だとすればチャンスがある。今迄も大統領選では無党派の票がどちらに流れるかで決まるケースが多いと言われている。

私の予測は、次々と明らかにされる1/6暴動の調査や最高裁の中絶権利否定等で、最近の無党派から共和党に流れる票が減っている状況から見て、彼女の大統領選出馬が結果に影響する可能性があると感じる。彼女が勝つか負けるかだけではなく、共和党に流れる無党派層の票を減らすことが民主党候補に有利に働き大統領選の結果を左右する可能性があるということだ。

次の中間選挙とその延長線上の大統領選の結果は、米国民の在り方が問われていると感じる。米国が世界の民主主義リーダーであり続けるか、どんな方向に持って行こうとするのか、だ。ウクライナ侵攻に対してどんなポジションをとるか、悩む米国の姿を見た。日本の政治やマスコミ報道は基本他人事で影響力もない、それが日本の国民の姿でもある。では、米国はどこに向かうのだろうか。■

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