いりこ効果

４日前に今年最も重い体重６８．８キロになった。それから３日連続で少しずつ体重を減り、今朝は６８キロにまで減った。昨年下痢が続き６５キロにまで減量、口先ではこの体重を維持しようと宣言した。だが、甘いモノ好きの私は間食を抑えられず遂に６９キロ弱にまで体重が増えた。

口先では何だかんだと言いながらついつい食べてしまう。言い訳じみているが食べている量は変わらないのに、最早それでは太ってしまう。歳のせいで食べたものが筋肉にならず、エネルギーとして消化されもせず、体のあちこちに脂となっていざという時の為に備えられると思う。

そこに救世主が現れた。先週末に家内の実家から大好きなミカン（寛平）が送られてきた。箱の中に一袋の「いりこ」が入っていた。今では誰も食べないし、料理にも使わないという。私が子供の頃には「蒸し芋」と「いりこ」をおやつ代わりによく食べた記憶があり、私が食べると申し出た。

いりこはイワシなどの小魚を干したもので出汁に使われたが、おやつにもなった。今回送って頂いたのは瀬戸内海産で、一口食べるとチョット苦く生臭い味がした。構わず一口二口食べると私の舌は子供の頃食べた味を思い出し、次々と口に放り込んでいった。

懐かしい味だがキャンディなど洋菓子や饅頭には全く合わない味だった。それでもってパソコンを覗きながら三日間これを食べ続けると０．８キロ痩せたという訳だ。いりこにそんなに繊維質があるとは思えないのだが、何故かお通じも良くなったと思う。

だが、そう都合良くは行かない。今日の東京は酷い天気で都心は雪が降った。私のところでも１日中みぞれ混じりの雨で外に一歩も出ず家に籠って、最近はまっている英国ミステリードラマを見た。多分、体重が昨日か一昨日に戻っているだろう。■