かぶれの世界(新)

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メローニちゃん、頑張ってね!

2024-06-14 16:40:50 | 国際・政治
G7サミットがイタリアで開幕された。世界で最も重要な会議のはずが、今朝の日本経済新聞では第3面に小さく扱われた。ウクライナ、中東戦争に加え中国やグローバルサウスに対して、影響力を半減させた先進国がどう対処するか重要な会議なのに、何という扱いだと思った。

その背景として、米国の軍事経済力が世界を圧した時代が過去のものとなり、11月の大統領選では自国優先を主張するトランプが有力な戦いを進めている。更には先の欧州議会選で反欧州連合や移民反対の極右や右派が票を伸ばし議席の2割を占めるに至った。

欧州の極右の勢力伸長は直ちに右旋回するとは予想されていない。しかし、事態は親ロ派路線をとるハンガリーではなく、EUの主要国の仏独で極右派が勢力を伸ばしているのだ。彼らは反EUの旗を降ろし、経済や移民に重点を置いて国民の支持を獲得し始めた。

もしトランプが大統領選に勝利したら、欧州はどう動き、世界はどうなるか。だが、今日の日本経済新聞の13面に私は小さな希望を見つけた。それは、欧州の最初の極右政権だったはずのメローニ・イタリア首相だ。多くの人はイタリアは極政権だと思ったはずだ。

だが、彼女は首相就任するとサッチャー元英首相のような保守本流路線をとった。新たなEUの移民対策を推進し、ロシアのウクライナ侵略に反対し中国には厳しい姿勢をとった。彼女はフランス極右のルペンと一緒にされることを嫌がるという。お陰でマスコミネタにならなくなった。

彼女が若くしてイタリーの首相になった時、最初は極右路線をとり欧州を揺るがすのではと恐れた。私は娘とほぼ同じ年齢の美人だと思い注目した。だが、政治の第一線に登場して暫くすると、上記の様にマスコミに華々しく登場しなくなった。つまり、極右路線とオサラバした。

だが、欧州議会選挙で極右路線が躍進したのを機会に、元極右派の彼女がEU内で影響力を強め独仏主導の権力構造と極右路線との間を繋げる欧州政界の「陰の権力者」になりつつあるという。トランプとも波長が合うとなれば、欧州と米国をつなぐ役割を果たすかもしれない。

最後に首脳が揃って撮った写真を見ると、彼女の周りにいる世界の首脳のうち何人が選挙に勝って次回参加できるだろうか。バイデン米大統領だけではない、英国、フランス、日本、ドイツ等々選挙を控えている。メローニ首相はそんな心配はない。

可愛いメローニちゃん頑張ってね、イタリアだけでなく欧州や世界の為に!■

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