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民主主義の崩壊?

2024-02-26 18:46:41 | 国際・政治
24日の米大統領選共和党のサウスカロライナ州予備選で、トランプ前大統領は元州知事を務めたNヘイリー女史を大差で破った。元知事だったヘイリー氏が地元でこんなみっともない負け方をするとは驚きだった。撤退するかもと心配したが彼女の選挙戦継続宣言を聞き少し安心した。厳しい状況の追い詰められてなお戦う姿勢を示す彼女の勇気を称えたい。

報道によるとトランプ氏は(1)4つの裁判を控えて参加資格を失う判決が出るか、或いは(2)ヘイリー氏の選挙資金がトランプ氏と匹敵する支援を得ており、万一の場合に備えて戦える状況を作っておこうとしているらしい。しかし、現状はトランプ優勢が続いている。

日欧だけでなく世界各国は最早「もしトラ」ではなく、「圧倒的トランプ優勢」になっているとみてトランプ氏が大統領になる最悪ケースを前提に準備を始めたという。最も厳しい対応を迫られるのはウクライナを支援するNATOと中国の圧力を受ける台湾だが、米国に大きく依存する日英も深刻な決断を迫られることになると今朝の日経朝刊は伝えている。

だが、天邪鬼な私はトランプ個人より、民主主義を否定し世界中から嫌がられるトランプ氏を支持する米国人が何故これ程に多いのか、民主主義を否定するトランプ支持の米国人を非難する声が日米から聞えてこないのかと思う。彼は自分の考えより支持者の声を聞く男なのだ。

米国の民主主義を崩壊させるトランプ氏を支持する米国民は、実は世界の民主主義崩壊に手を貸すことになるのだと理解できないのだろうかと思う。最近録画したテレビ映画「ウィンストン・チャーチル/ヒットラーから世界を救った男」を見て感動した。

第2次世界大戦の前にドイツと和平交渉をして戦争を避けようという戦争反対の声を破り、米国を参戦に導き結果的に世界に平和をもたらしたチャーチル英首相の勇気に心を打たれた。今回のウクライナを支援する英国にはそういう覚悟があるように感じる。

ウクライナ支援を反対しトランプ氏を支持する米国民に、是非ともこの映画を見て貰いプーチンや習近平に妥協するなと声を上げて欲しい。トランプ氏は自分がどう考えるかではなく、支持者の声を聞き政治を実行すると自ら言っている。結果的にそれは世界の民主主義を守った英雄と称えられるだろう。■

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