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田舎暮らし雑感2024(11)

2024-08-07 21:12:35 | 日記・エッセイ・コラム
1か月振りに田舎暮らしを再開した。一昨日松山市に飛んで友人と食事をし投資情報等を交換後、長男が予約してくれた市内のホテルにチェックインした。彼は大洲市の実家まで足を延ばすと申し出てくれたが、私は無理をせず孫達が楽しめる日程を薦めた。長男家族は前日にしまなみ海道の生口島で一泊し、松山城の西堀端沿いの眺めの良いホテルで合流した。

松山市内の高校に通った家内が薦めてくれた居酒屋で久し振りに家族揃って夕食をとった。ホテルの付近に目立つレストランがなかったが、地元魚の美味しい料理を食べたいという息子の希望に合いそうだとホテルでも勧めてくれた。二人の孫と余り酒を飲まない大人三人だったが、居酒屋といっても酒の肴だけでなく色々な種類の摘みが出て来て楽しく過ごせたと思う。

直前になって旅行に用意した現金がリュックに見つからなかったので、支払いが必要な場面で毎回クレジットカードがパスワードなしでも利用できるか確認する羽目になった。幸運にもいつもサインで済ませることが出来て何とかなった。にもかかわらず事前に確認せず食事や宿泊した。最近は大抵の場合パスワードなしでクレジットカードを利用出来る様になったようだ。

ホテルの窓口の女性と雑談をした時、彼女もよくカードを作るようになったが、毎回異なったパスワードにして忘れて困ると言う。私も全く同じで困ってると相槌を打った。物忘れが酷くて同じ悩みを持ってる人が松山にもいた。翌日地元の銀行に行って現金を下した時、カードを持っているのにパスワードを知らないと言って通帳とハンコを出して呆れられた。都会も田舎もなかった。

現金を手に入れた後で宇和島行きの長距離バスで実家に戻るべく松山市駅の乗り場に向かった。松山市の主要な二つの駅はどちらも現在工事中でしかも何時もより乗客が多かった。私が列の前の方から乗り込み前方の席に座った時、入口で人が倒れる物音がした。目を向けると若い女性が荷物を抱えたまま仰向けにひっくり返っていた。多分、熱中症だと思った。 

後方に並んでいた乗客が彼女をベンチに連れて行き座らせていた。その前に仲良く話していた同年齢ぽい若い女性は周りの目線が注がれたのを意識したのか「単なる知り合いだ」と言って付き添わず、運転手も暫く様子を見守ってバスを出発させ置いてきぼりにした。私はそれはないだろうと思いながら何もできなかった。赤の他人の後期高齢者はどうすれば良かったのだろうか。■

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