さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ブハラ その1

2013年05月28日 | 海外旅行
ヒヴァの観光を終えてウルゲンチからブハラへ飛行機で移動しました。ツアーによっては、ヒヴァからブハラへ、キジルムク砂漠をバスで移動するものもありますが、8時間ほどかかります。飛行機ならば、1時間40分のフライトですみます。

ブハラのホテルは、「ブハラパレス」でした。建物は結構立派ですが、室内など老朽化しているところもあります。



部屋にはベランダが設けられており、朝になって出てみると、旧市街地の遺跡を眺めることができました。

ブハラは、2500年以上の歴史を持ち、9世紀にはシルクロードの重要な十字路として中央アジアのみならず、イスラム世界全体の中心地として栄えました。チンギス・ハーンの来襲によって1220年には街は完全に破壊されましたが、16世紀のシャイバニ朝の時代になって、多くのモスクやメドレセが再建されました。



これは、アルク城。



カラーン・ミナレットと青いドームが印象的なミル・アラブ・メドレセ。

この後の見学が楽しみになりました。



夕方に部屋に戻ると、ミル・アラブ・メドレセの青いドームが輝いていました。



二日目の夜明けの眺め。



ホテルは新市街地にあり、バスで旧市街地に向かうと、城壁が現れました。街が大きくなって、城壁は連続的には残っていないようです。



まずは、旧市街地の西側にあるバラハウズ・モスクを見学しました。

バラハウズ・モスクは、アルク城とレギスタン広場に隣接し、1712年にハン専用のモスクとして建設されました。祝いの日、ハンはアルク城から敷いた絨毯を歩いてモスクにやってきたといいます。

バラハウズ・モスクは、アイヴァンと呼ばれる建築様式で、建物の前に柱で支えられたテラスが設けられています。



20本のクルミの木の柱が並んでいます。



柱の頭や天井は、赤や青でカラフルに塗られています。



柱も、細かい浮彫が施されています。





壁のタイル模様も、青の他に赤や黄色も使われて、色鮮やかです。

残念ながら、モスクの内部は非公開になっています。



モスクの前には、小さなミナレットもありますが、これは20世紀になってから造られたものです。



バラハウズ・モスクの前の池はハウズと呼ばれます。
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