さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 リガ その4

2015年06月02日 | 海外旅行
リガ大聖堂の見学を終えて、繁華街を歩いていきました。





ガラス張りの建物は、市庁舎の裏側のようです。



市庁舎広場に戻ってきました。

広場にあってひと際目を引く建物は、ブラックヘッドの会館です。未婚の貿易商人の友愛会であったブラックヘッドのメンバーによって、コンサートやダンスパーティーのための大ホールとして15世紀に造られました。1941年にドイツ軍の空襲によって破壊されましたが、リガの創設800周年を記念して2000年に再建されました。



ブラックヘッドの会館の前にはリガの守護神であるローラント像が置かれています。

ローラント像は、中世文学「ローランの歌」に登場する、イスラム勢力と勇敢に闘ってその後伝説化された英雄ローラントを現したものです。石像は自由都市としての尊厳を象徴しています。



ブラックヘッドの会館の壁には、左から、ハンザ同盟都市のリガ、ブレーメン、リューベック、ハンブルグの紋章が飾られています。その下に飾られているのは、ギリシャ神話の神々ですね。最高神ゼウスの代わりにポセイドンがいるのは、海上交易都市であるためでしょう。





彫金と彫刻で飾られた大時計は、月、日、時間、月齢を現します。

言い伝えによると、この時計を造った職人は、二度と同じものを造れないように目をくり貫かれてしまったといいます。よくある話ですが。





広場の反対側には市庁舎があります。この市庁舎も再建されたものです。



続いて、聖ペテロ教会へ。



聖ペテロ教会は、13世紀に最初の教会が建てられ、18世紀にほぼ現在の姿に改築されました。塔は、第二次大戦後の再建され、塔の高さは123.25mあります。



聖ペテロ教会の内部は、高い天井を持っていますが、すっきりした姿をしています。



主祭壇。



マルティンルターの肖像画が飾られていました。



ここのステンドグラスは、簡素なものでした。



教会内には、ローラント像と思われる古い像が置かれていました。



古い建物の破片のようです。



聖ペテロ教会脇の小広場はチューリップが満開状態でした。

左手の建物は、リヴォニア騎士団の城の一部として建てられた、リガで最も古い建物です。13世紀終わりに住民によって壊され、残された南側部分が聖ゲオルギ(ユラ)教会として使われてきました。



聖ヨハネ教会脇に出てきました。聖ヨハネ教会は、13世紀に建立され、16世紀に再建されたゴシック様式の教会です。

聖ペテロ教会には、災いから守るために二人の修道士が壁に塗り込められたという言い伝えがあり、19世紀の修理の際に壁の中から屍が発見されたといいます。



また、外壁上部には小窓が設けられて修道僧の顔の像が置かれています。かつては、この内側に小部屋があって、そこから外部に聞かせる説教が行われたといいます。

小さくて判り難いですが、写真において、左側の窓の右手と右側の窓の左手に設けてあります。



聖ヨハネ教会脇には、ブレーメンの音楽隊の像が置かれています。ハンザ同盟として姉妹都市の関係にあるブレーメンから贈られたものです。



しかし、この像は凶暴な顔をしています。鼻の先端は、願い事のために触るため光っています。



ネコの拡大像。化け猫のようです。

ブレーメンの音楽隊はこちら

どうみても本家ブレーメンのものの方が良いですね。



ブレーメンの音楽隊の前の広場では、土産物を売る露店が並んでいました。



小路から聖ペテロ教会を振り返ったところ。
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