さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 シュンドルボン・ボートクルーズ その2

2020年02月19日 | 海外旅行
ぐっすり眠っていましたが、シュンドルボン国立公園の東地区には、夜半に到着していたようです。

ガンジス川河口部の三角州一帯に広がる世界最大のマングローブ天然林であるシュンドルボン国立公園は、バングラデシュの申請によって世界遺産に認定されていますが、インド領域部は別にスンダルバンス国立公園として認定されています。

未明に小型ボートに乗って、マングローブ林の見学を行いました。



空と川面が茜色に染まりました。



支流に入っていきました。



他の観光船からも見学のための小型ボートが出ていました。



動物を驚かさないように、途中からは船のエンジンを切り、手漕ぎで水路を進みました。会話も禁止で、静寂さの中を進んでいきました。



カワセミでしょうか。鳥のことはあまり知しりません。シュンドルボン国立公園には、270種類以上の鳥がいるといいます。



サギの仲間でしょう。





太陽が昇ってきました。





カワウソ発見。



カワウソ漁はすでに見ていましたが、野生のカワウソを見るのは、この機会だけで今後も無いでしょう。



マングローブ林も次第に明るくなってきました。



他のボートがゆっくりと下ってきました。帰りは、流れに任せることになります。



タカの仲間でしょう。



マングローブ林の川岸を見ると、呼吸根が針のように地表に飛び出していました。



ユーターンして戻ってきて、マングローブ林の観察地へ上陸しました。



小銃を持った護衛も同行。猛獣対策のようにも見えますね。



展望タワーも設けられていました。



さっそく登ってみました。



原生林が広がっていました。高く育った木は、シュンドリの木で、シュンドルボンの名前の由来にもなっています。



一帯は湿地になっています。



泥には、動物の足跡が残されていました。丸みを帯びて肉球が見られるのは、ベンガルタイガーのもので、直線が並ぶものはシカのもののようです。ベンガルタイガーは、国立公園内には360頭ほどいるようです。夜行性のため実際の姿を見ることは困難ですが、足跡が見られるとは思っていませんでした。



本流に戻ると、川岸にシカを見ることができました。マダラシカという名前で、8万頭が生息しており、ベンガルタイガーの主食になっているようです。





川の上でタカが乱舞していました。





ボートに戻り朝食。ハチミツを塗ったパンにゆで卵、バナナと簡単なものでした。

シュンドルボンの主要生産のひとつはハチミツとのこと。食べたものがシュンドルボン産のものであったかは判りませんが。ハチミツ採りがベンガルタイガーに襲われるという事故も起きているようです。現地の人が売りに来れば買いたいところでしたが、後日立ち寄ったスーパーマーケットでもシュンドルボン産のハチミツは見つかりませんでした。

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