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九份(キュウフン)は、台北の東10kmの位置にある山間部の小さな町です。日本統治下時代の古い街並みが残されていることから、台北観光のコースに組み込まれています。
九份は、かつて人口僅かの寒村でしたが、1893年に金鉱が発見され、日本統治下にはアジアのゴールドタウンと呼ばれる賑わいを見せました。その後、金鉱脈が尽きたことから、忘れられた存在になっていました。
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この町が再び注目されるようになったのは、ここを舞台にした1989年製作の映画「非情城市」が、ヴェンチア映画祭金獅子賞を受賞し、台湾で大ヒットしたことによります。
この映画は、日本の統治が終わり、中華民国が台湾に遷都するまでの時代を描いています。それまで公には語られてこなかった、国民党政府による台湾人の虐殺事件であるで二・二八事件を扱っています。
この映画は、まだ見ていないため、DVDを探してみたいと思っています。
映画の撮影に使われたレストランには、「非情城市」の看板が取り付けられており、訪問者が必ず写真をとる、定番スポットになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/19/e37f551fcecad8a5a80710612d320ae1.jpg)
九份は、坂の町で、メインストリートは石段が続き、赤い提灯が独特の雰囲気を醸し出しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/d1/97bd68b91d876245c62db4906e9c8407.jpg)
「非情城市」の看板の下は、少広場になっており、そこのレストランで昼食というのが、観光ツアーの定番のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/7d/58084a9b1aa1be02e63d34d8eab13649.jpg)
広場に面して、現在は廃館になっている、繁栄時代の映画館「昇平戯院」があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/44/22660167a0bf872405f02f33d8666663.jpg)
昼食後に、散策です。坂道は、登る人、下る人で大混雑です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/96/91dbbcbbe253af2390678fc017883fdc.jpg)
雨はなんとか降らないでくれていますが、湿度が高く、汗が噴き出てきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/ae/cb307a3f775d7ad1510d2f64ab4093ae.jpg)
この九份が、モデルになっていると言われているものに、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」があります。
物語の冒頭、食べ物の匂いにひきつけられて、千尋の家族は、丘の上に向かって赤い提灯がつるされた階段を上がっていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/21/68020b4571c0b931eae8b9c63b612587.jpg)
そこに見たものは、山のように積み上げられた食べ物です。店の者はいないにもかかわらず、お父さんとお母さんは、食べ物をむさぼり食い始め、豚に変身してしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/b9/0e745989f5257bf2d1893a3ef3cd7035.jpg)
「千と千尋の神隠し」の舞台の温泉としては、道後温泉他の各所が、モデル言われています。階段上の食べ物屋については公的な発言はないようですが、この映画を見た台湾の人々が、九份がモデルだと言い出したようです。
ちなみに「魔女の宅急便」は、スウェーデンのストックホルムが舞台になっていることは、スタッフがロケハンしたことからはっきりしています。
このように並べられた食べ物の迫力は、日本ではなかなか見られないものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c2/6ef6eab3080f002386c2f27f645240fd.jpg)
階段道と交差する道には、食べ物屋がならんでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/fa/83df05d6916730aee52fda902869e3c5.jpg)
横丁も賑わっています。
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これは、日本でも昔はこうであった、駄菓子屋。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/32/6932abad362929d39c2252b58a32f66a.jpg)
観光客目当てのレストランも並んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/cf/e1f8c57d8a6c25bd2a99c4039eca39e2.jpg)
古いお茶屋。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/37/057be40fe3122e220d9c13e7fc9eb135.jpg)
台湾のお茶屋では、試飲した上で、気に入ったお茶を買い求めます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/05/5a5a6b60cb2b4976658805f5a93d5df8.jpg)
お茶碗などがきれいに展示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/3b/fff1319af0cc7b7a65573e56ef60f8cd.jpg)
台湾名物の臭豆腐。独特の臭みがあり、食べるのに勇気がいります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/0c/e6d06bcecc0ae0380f6a998bf29b7988.jpg)
小路の両脇は食べ物屋が並んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/3e/8189ea60f32e1ad560947e288906e10c.jpg)
散策時間も限られているので、来た道を戻りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/b9/529b3d786527d9a9700c6fd88cee0d83.jpg)
下りの眺めは、また違って見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/e9/ff62beca8b653a27a7ba0978cb28c833.jpg)
「非情城市」の看板も、裏手の物は、赤く塗られていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/3e/4214709b698f2da6c23349992d14f686.jpg)
レストランの中には、金鉱のトロッコが展示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/59/6524b5823a81d6009ca94f4b51b7784a.jpg)
レストランのテラスからは、海岸部の眺めが広がっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/a9/3f180cc6fda448eb86d6868662e0a5e9.jpg)
古い家並みとは無関係ですが、猫の絵が描かれたレストランもありました。
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雰囲気が、日本の猫とは違うような。
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寺もありましたが、派手な外観をしていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/59/1977c7ded156873948300f6e7225b5f1.jpg)
お寺にあった飾り物ですが、どのような物語なのでしょうかね。
九份は、独特の雰囲気を持った面白い町でした。
九份は、かつて人口僅かの寒村でしたが、1893年に金鉱が発見され、日本統治下にはアジアのゴールドタウンと呼ばれる賑わいを見せました。その後、金鉱脈が尽きたことから、忘れられた存在になっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/50/cd01d38cae283039eaaa4c6f7ae30e55.jpg)
この町が再び注目されるようになったのは、ここを舞台にした1989年製作の映画「非情城市」が、ヴェンチア映画祭金獅子賞を受賞し、台湾で大ヒットしたことによります。
この映画は、日本の統治が終わり、中華民国が台湾に遷都するまでの時代を描いています。それまで公には語られてこなかった、国民党政府による台湾人の虐殺事件であるで二・二八事件を扱っています。
この映画は、まだ見ていないため、DVDを探してみたいと思っています。
映画の撮影に使われたレストランには、「非情城市」の看板が取り付けられており、訪問者が必ず写真をとる、定番スポットになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/19/e37f551fcecad8a5a80710612d320ae1.jpg)
九份は、坂の町で、メインストリートは石段が続き、赤い提灯が独特の雰囲気を醸し出しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/d1/97bd68b91d876245c62db4906e9c8407.jpg)
「非情城市」の看板の下は、少広場になっており、そこのレストランで昼食というのが、観光ツアーの定番のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/7d/58084a9b1aa1be02e63d34d8eab13649.jpg)
広場に面して、現在は廃館になっている、繁栄時代の映画館「昇平戯院」があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/44/22660167a0bf872405f02f33d8666663.jpg)
昼食後に、散策です。坂道は、登る人、下る人で大混雑です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/96/91dbbcbbe253af2390678fc017883fdc.jpg)
雨はなんとか降らないでくれていますが、湿度が高く、汗が噴き出てきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/ae/cb307a3f775d7ad1510d2f64ab4093ae.jpg)
この九份が、モデルになっていると言われているものに、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」があります。
物語の冒頭、食べ物の匂いにひきつけられて、千尋の家族は、丘の上に向かって赤い提灯がつるされた階段を上がっていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/21/68020b4571c0b931eae8b9c63b612587.jpg)
そこに見たものは、山のように積み上げられた食べ物です。店の者はいないにもかかわらず、お父さんとお母さんは、食べ物をむさぼり食い始め、豚に変身してしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/b9/0e745989f5257bf2d1893a3ef3cd7035.jpg)
「千と千尋の神隠し」の舞台の温泉としては、道後温泉他の各所が、モデル言われています。階段上の食べ物屋については公的な発言はないようですが、この映画を見た台湾の人々が、九份がモデルだと言い出したようです。
ちなみに「魔女の宅急便」は、スウェーデンのストックホルムが舞台になっていることは、スタッフがロケハンしたことからはっきりしています。
このように並べられた食べ物の迫力は、日本ではなかなか見られないものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c2/6ef6eab3080f002386c2f27f645240fd.jpg)
階段道と交差する道には、食べ物屋がならんでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/fa/83df05d6916730aee52fda902869e3c5.jpg)
横丁も賑わっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/aa/72ae9c0d8adfec54250cd3abc8d68f62.jpg)
これは、日本でも昔はこうであった、駄菓子屋。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/32/6932abad362929d39c2252b58a32f66a.jpg)
観光客目当てのレストランも並んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/cf/e1f8c57d8a6c25bd2a99c4039eca39e2.jpg)
古いお茶屋。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/37/057be40fe3122e220d9c13e7fc9eb135.jpg)
台湾のお茶屋では、試飲した上で、気に入ったお茶を買い求めます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/05/5a5a6b60cb2b4976658805f5a93d5df8.jpg)
お茶碗などがきれいに展示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/3b/fff1319af0cc7b7a65573e56ef60f8cd.jpg)
台湾名物の臭豆腐。独特の臭みがあり、食べるのに勇気がいります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/0c/e6d06bcecc0ae0380f6a998bf29b7988.jpg)
小路の両脇は食べ物屋が並んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/3e/8189ea60f32e1ad560947e288906e10c.jpg)
散策時間も限られているので、来た道を戻りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/b9/529b3d786527d9a9700c6fd88cee0d83.jpg)
下りの眺めは、また違って見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/e9/ff62beca8b653a27a7ba0978cb28c833.jpg)
「非情城市」の看板も、裏手の物は、赤く塗られていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/3e/4214709b698f2da6c23349992d14f686.jpg)
レストランの中には、金鉱のトロッコが展示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/59/6524b5823a81d6009ca94f4b51b7784a.jpg)
レストランのテラスからは、海岸部の眺めが広がっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/a9/3f180cc6fda448eb86d6868662e0a5e9.jpg)
古い家並みとは無関係ですが、猫の絵が描かれたレストランもありました。
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雰囲気が、日本の猫とは違うような。
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寺もありましたが、派手な外観をしていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/59/1977c7ded156873948300f6e7225b5f1.jpg)
お寺にあった飾り物ですが、どのような物語なのでしょうかね。
九份は、独特の雰囲気を持った面白い町でした。