さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ジョージタウン その1

2017年08月29日 | 海外旅行
クアラルンプールから別行動で走ってきたバスに乗って、ジョージタウンの中心部に向かいました。

まずは、ペナン・プラナカン・マンションの見学を行いました。



ペナン・プラナカン・マンションは、ペナンの有力者ハイキーチャンによって19世紀末に建てられた典型的なプラナカン邸宅です。プラナカンとは、15世紀後半から移住してきた中華系移民の末裔をさします。



ハイキーチャン夫妻の写真。

その昔、中国本土から渡ってきた中国人男性と地元のマレー系女性が結婚して生まれた子孫のうち、男性がババ、女性はニャニャと呼ばれたことから、中国とマレーの二つの文化が融合したババ・ニャニャ文化が生まれました。



入口から入った先のホールは、吹き抜けになっていました。

初期のババ・ニャニャは、商工業で財をなした者も多く、イギリス統治下では子供を宗主国に留学させ、西洋の生活様式を取り入れることになりました。



彫刻を施した黒檀の長椅子は中国風です。



ランタンや柱の装飾は、西洋式なものです。



寄木の床。



現在のババ・ニャニャ。

撮影生えする豪華な邸宅なので、結婚用の記念写真撮影を行っていました。



広間の周囲には幾つもの部屋が設けてありましたが、これはゲーム室。

手前のテーブルのカードゲームがどのようなものか判りませんが、奥は麻雀ですね。



ハイキーチャン夫人の肖像。きれいな人ですね。



日本なら欄間飾りといったところですが、扉の脇には見事な透かし彫りが飾られていました。



大広間。



西洋風のテーブルセットがされていました。





壁の装飾ガラス。



テーブルを別角度から。



別なテーブルセット。サーモンピンクで統一されています。



ベッド。



古いラジオ。



化粧台。



西洋人形。



靴を脱いで二階に移動しました。



結納で使われる三段重ねの容器。二つでセット。

中国の結納の儀式が「六礼」であったように、六に意味があるようです。



一階のホールを見下ろしたところ。



広間。



ベッド。



衣装箪笥。



新婚のベッド。



プラナカン食器。

ピンク、ミントグリーン、レモンイエローを使った独特の色合いです。

土産物店でも、そのレプリカが売られていましたが、他の食器と合わないので買いませんでした。





骨董品価格とすると、相当な金額になるのでしょうね。



カップルは、階段に移動して撮影を行っていました。



ガラス製品の入った棚。



装飾ガラス。





二人で向かい合いながら座ることのできる椅子も置かれていました。

ペナン・プラナカン・マンションは、独特の雰囲気を持っており、ゆっくりと見ていけば、さらに発見がありそうです。
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