さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ギザのピラミッド その3

2010年11月24日 | 海外旅行
「太陽の船」見学の後に、三つのピラミッドを眺めることのできるピラミッドパノラマポイントへ移動しました。

左からクフ王のピラミド(高さ146m、現在は137m、底辺230m)、カフラー王のピラミッド(高さ143m、底辺215m)、メンカウラー王のピラミッド(高さ65m、底辺103m)が並んでいるのを眺めることができます。

これらのピラミッドは、BC2550年頃に、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の順で造られました。

エジプトには、この他にもピラミッドが造られましたが、いずれも初王国から古王国時代にかけて造られて、後の時代には巨大神殿の建築へと変化していきます。 



砂漠の上に聳えるピラミッドは、世界の七不思議に値しますね。

世界の七不思議は、紀元前2世紀にビザンチウムのフィロンの書いた「世界の七つの景観」の中で選ばれた、古代の地中海地方に存在していた7つの巨大建造物を指していますが、現在でも残されているのは、ピラミッドのみです。



右端に見えるメンカウラー王のピラミッドのアップです。右には、三つの女王のピラミッドが寄り添うように並んでいます。



エジプト考古学博物館で見られるメンカウラーの三柱神像です。メンカウラー王は、上エジプト王の象徴であるボーリングピン型の白冠を被っています。向かって左は、太陽を頭に戴き牛の角を付けたハトホル女神、右は、上エジプトを擬人化した女神像です。メンカウラー付属の河岸神殿で発見されました。

この時代には、すでに見事な彫像の技術が確立されているのにかかわらず、ピラミッド内部に彫刻が施されていないのは、確かに謎です。

メンカウラー王のピラミッドも、内部に財宝は発見されませんでした。置かれていた石棺は、大英博物館に向けて船で運ばれましたが、途中で難破して地中海の底に沈んでしまいました。

残るカフラー王の像には、この後で訪れるカフラー王の河岸神殿でふれることにしましょう。



ピラミッドパノラマポイントの周辺は、大勢の観光客でにぎわっています。



露天の土産物屋も出ています。水煙草装置が見えます。




少し別な所からのピラミッドの眺め。



観光用のラクダが並んで待っています。観光用のため、鞍の回りも飾られています。

ここのラクダは、料金がぼられることも多いので、現地ガイドがあらかじめ交渉して、1000円で乗りました。



シルクロードの旅に続いてのラクダ体験ですが、中央アジアはフタコブラクダなのに対し、エジプトのはヒトコブラクダです。

腹ばいになっているラクダにまたがるのは簡単なのですが、まず後ろ足から立ち上がるため、前のめりになるので注意が必要です。その直後に、前足を立てるので、今度は後ろに振られます。



ピラミッドをバックのラクダ乗りです。現地ガイドにカメラをあずけて撮影してもらいました。



乗り心地はそれほど良くないので、少し歩いての経験で十分ということになります。





チップを期待して、ラクダ使いは、ラクダと顔をすりすりしたりと、いろいろのしぐさをします。この結果、下りる時に、1ドルを渡すことになりました。



ラクダを下りる時も注意が必要です。



乗ったラクダです。ひと仕事したという顔をしています。
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