おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

映画”キャプテン・フィリップス

2013-12-16 09:04:41 | 映画
【今日の ハラハラ ドキドキ】

この映画は事実をもとにした映画です。

◆2009年のソマリア海域人質事件をテーマに、海賊に拉致されたコンテナ船船長をトム・ハンクスが演じたドラマ。
船員の救出と引き換えに4日間にわたって海賊の人質となった船長の運命と、海軍特殊部隊ネイビーシールズによる救出作戦を、緊張感あふれる演出で活写する。
原作は、船長リチャード・フィリップスが著したノンフィクション。
『ボーン』シリーズや『ユナイテッド93』などのポール・グリーングラス監督が映画化した。
船長としての誇りと拘束された恐怖を体現するトム・ハンクスの熱演と、リアルで迫力ある救出劇が見どころ。

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◆感想
ソマリアの海賊行為は有名だけれど、海賊行為に走るまでのソマリア人の実情がある程度分る。つまりそれは貧困からくるものである。
映画はそんなところから始まる。

船長が、一人で英雄的な行為をする、例えば”映画ダイハード”のブルース・ウィルスのような活躍を見せるストーリーかと思っていたが。全く異なり、ワシみたいな”ごく普通の人”
これが”事実感”を見事に映し出している、逆にドキュメンタリーのようでハラハラする。

海賊に大型コンテナ船が襲われるシーンも、船の防御設備は放水のみであったり、海賊に乗り込まれたときに乗組員を機関室にかくまったり、無防備なコンテナ船ではこんなもんだろうなあと実感する。

船長が、一人人質として囚われた以降のアメリカ海軍の救出劇については
米本土の基地からはるばるネイビーシールズが派遣され、最後は一人を除き海賊の若い衆は射殺されてしまうのであるが
たった一人の同朋を守るため全力を尽くすアメリカって国は、素晴らしいとも思う。これが日本人であったらここまでやるか?
外務省はここまでやるか?
考えてしまうのであった。

しかしだよ、海賊行為によらなければ生きていけないソマリア人たちの気持ちもじんわり感じ、決して片一方に味方できない。
映画を観ながら、もうこの辺で諦めて上手く逃げろ、そうすれば助かるよと、海賊の若い衆に肩入れしながら観た映画であった。

全編にわたってハラハラ・ドキドキする映画であった。
それにしても児童教育ってとても大切だぜ。(なんのこっちゃ)
やっさんもう観た?